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  1. 学会発表・講演等
  2. 口頭発表

自然放射線とその他の環境変異原の健康影響の比較

https://repo.qst.go.jp/records/60724
https://repo.qst.go.jp/records/60724
21e4769b-0161-4137-8331-9aee597f5f88
Item type 会議発表用資料 / Presentation(1)
公開日 2004-12-08
タイトル
タイトル 自然放射線とその他の環境変異原の健康影響の比較
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f
資源タイプ conference object
アクセス権
アクセス権 metadata only access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
著者 早田, 勇

× 早田, 勇

WEKO 602198

早田, 勇

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早田 勇

× 早田 勇

WEKO 602199

en 早田 勇

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 がん、白血病、先天性疾患などは染色体(DNA)の変化に基因するものであるため、染色体異常は環境変異原の健康への影響の指標である。普通に生活していてもヒトは自然放射線を含む様々な環境変異原(代謝産物を含む)に曝されており、遺伝子の担い手である染色体(DNA)に損傷を受ける。その損傷のほとんどは速やかに修復されるが、稀に誤って修復され、染色体異常が形成される。本発表では抹消血リンパ球に誘発される染色体異常を指標として自然放射線とその他の環境変異原の健康影響を比較論議する。
ヒトの抹消血リンパ球のほとんどはG0期と呼ばれる細胞分裂活動をDNA合成期前のG1期で停止した状態にある。このG0期にあるリンパ球に細胞分裂誘起剤を作用させて培養すると分裂活動が開始されて染色体が観察できるようになり、放射線誘発染色体異常は両方の染色分体を巻き込んだ染色体型、化学物質による染色体異常は普通片側の染色分体のみを巻き込んだ染色分体型となる。被ばく後第1回目の分裂中期に観察すると両者の区別が可能であるが、第2回目以降の分裂中期では染色分体の異常が複製され、両側の染色分体に現れる(派生染色体型)ため区別が出来なくなる。
被ばくの指標となる染色体異常の代表的なものとして、2動原体と転座がある。放射線により誘発される2動原体は染色体型の不安定型異常であり、被ばく後第1回目の分裂中期では染色体断片を伴い、2回目以後のものはそれを伴わない。化学物質による2動原体は派生染色体型の不安定型異常であり、培養以前に体内で少なくとも1回分裂した後に形成される。抹消血リンパ球は体内で細胞分裂周期を停止したG0期にあるため、化学物質による2動原体が培養後第1回目の分裂中期に見られることはほとんど無い。2動原体は不安定型異常であるため、細胞分裂毎に約50%が消失する。従って2動原体は放射線に極めて特異性が高い染色体異常である。一方、転座には特異性は無く安定型異常であり、誕生してから染色体検査時までに人体が被ばくした放射線と化学物質の両方の影響を蓄積的に反映する指標である。転座と2動原体はヒトのリンパ球においては放射線でほぼ同じ割合で誘発され、両者共1ラドあたり10,000細胞中に3個の割合で生成される。
我々は、中国との共同研究で広東省にある普通より3−5倍高い高自然放射線地域(HBRA)住民と対照地域(CA)住民のリンパ球の染色体異常を解析した。その結果、自然放射線の3-5倍程度の放射線により誘発される染色体異常の量は、普通に生活している中で環境から受ける非放射線変異原により誘発される染色体異常の量の個人差以内程度であることを明らかにした。また、自然放射線の3−5倍程度の放射線により喫煙の方がより多くの染色体異常を誘発することを明らかにした。このことから、自然放射線の3-5倍程度の放射線による健康影響は、普通に生活している中で環境から受ける非放射線変異原による健康影響の個人差の範囲内程度であると考えられる。
会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等)
内容記述タイプ Other
内容記述 第4回放射線安全研究センターシンポジウム
発表年月日
日付 2004-12-03
日付タイプ Issued
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