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アイテム
放射線誘発骨髄性白血病細胞においてゲノム異常を誘導するレトロトランスポゾンIAP構造機能のマウス系統による相違
https://repo.qst.go.jp/records/60028
https://repo.qst.go.jp/records/6002812545e46-33df-46e2-ba1d-2af7e55298ec
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2003-10-16 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線誘発骨髄性白血病細胞においてゲノム異常を誘導するレトロトランスポゾンIAP構造機能のマウス系統による相違 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
田中, 泉
× 田中, 泉× 石原, 弘× 田中 泉× 石原 弘 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | マウスゲノムに数千コピー散在するレトロトランスポゾン、intracisternal A-particle (IAP) DNAエレメントはレトロウイルスのプロウイルスに酷似した構造を持ち、その転写物は逆転写を経てゲノム内に組込まれ得るために、ゲノム内在性の突然変異原と考えられている。我々はIAPエレメントのlong-terminal repeat (LTR)の転写調節領域の塩基配列の特徴からA-H型にサブタイプ分類できること、その内H型LTR(H-LTR)を持つIAPエレメントのみが、C3H/Heマウスの放射線誘発骨髄性白血病細胞の発生過程におけるゲノム異常の蓄積に寄与することを示してきた。 今回我々はマウス系統C57BL6, Balb/c, RFMにおけるIAPの挙動を比較したので報告する。[1. IAP RNAの発現の特徴] 各系統の正常造血系細胞において5.4kbのH-LTR IAP RNAが多量に発現していた。また、Balb/cマウス造血系細胞には少量の7.2kb、C3Hマウスの末梢血液細胞には多量の1.2kbのH-LTR IAP RNAが共存していた。塩基配列解析の結果、これらがスプライシング産物であり、スプライシングに系統差および組織差のあることが判明した。更に放射線障害後の再生造血系細胞におけるH-LTR IAP RNAの発現増強も各系統のマウスで認められた。一方、非H型LTR IAPの発現は一部の腫瘍細胞でのみ観察された。[2. IAPエレメントの存在様式] マウス系統の相違に応じてH型LTRのIAPエレメントの組込み部位は異なり、系統分岐後の生殖系列においてH型LTR IAP媒介レトロトランスポジションが頻繁に発生していることが示唆された。以上の結果から、H型LTRを持つIAPの媒介する造血系細胞のゲノム異常は複数のマウス系統で発生し得ることが示された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会第45回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2002-09-20 | |||||
日付タイプ | Issued |