WEKO3
アイテム
放射性ヨウ素の黒ボク土から植物への移行係数
https://repo.qst.go.jp/records/59476
https://repo.qst.go.jp/records/59476053b9a94-6df1-41e5-b30f-54627a8f84ff
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2002-12-13 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射性ヨウ素の黒ボク土から植物への移行係数 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
坂内, 忠明
× 坂内, 忠明× 村松, 康行× 坂内 忠明× 村松 康行 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 放射性同位元素の土壌-植物間移行係数(土壌と植物の放射性核種の濃度比)は原子力関連施設の安全評価を行う上で重要なパラメータの一つである。IAEAは1994年に農作物への移行係数をまとめているが、ヨウ素については、牧草と一般作物の2種類しか記載されていない。また、I-129は半減期が1600万年と長い核種ため土壌中に蓄積することが予想される。そこで農作物への経根吸収経路を評価することが重要である。しかし、ヨウ素の移行係数の報告例は他の元素と比較して非常に少ない。我々は、日本の代表的土壌である黒ボク土を用いて移行係数を求めてきた。既に、米、ホウレンソウ、コマツナ、トマト、大豆について放射性ヨウ素の移行係数を報告しており、稲は湛水条件下で育てると移行が大きくなること、葉菜の移行係数は果菜の移行係数より高い傾向にあること、同じ葉菜でもホウレンソウはコマツナより高いこと等がわかっている。しかし、これだけでは不十分であるので、今回は他の作物(レタス、セリ、タマネギ、ハツカダイコン、カブ、ナス、コムギ)について、黒ボク土を用いた栽培により放射性ヨウ素の移行係数を求めた。 その結果、レタス、セリ、タマネギ、ハツカダイコン、カブ、ナスについて得られた可食部への移行係数(生重量を用いる)は0.00059、0.24、0.0011、0.0044、0.0012、0.00008であり、コムギの実(籾殻を除いて干したもの、ふすまは除かない)への移行係数は、0.00016であった。湛水条件下で育てたセリの移行係数は他の移行係数と比較してはるかに高かった。これは湛水状態に置かれたことより、ヨウ素が植物に吸収されやすい形になったためと考えられる。同じ葉菜でも湿った場所を嫌うレタスは、ホウレンソウの移行係数よりもかなり低い値であった。ハツカダイコン、カブの移行係数は葉の部分よりも低い傾向にあった。IAEAの値との比較についても報告する。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本放射線影響学会 第45回大会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2002-09-20 | |||||
日付タイプ | Issued |