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アイテム
Autopsy Imaging: 放射線科医の立場から
https://repo.qst.go.jp/records/59250
https://repo.qst.go.jp/records/5925022597978-772e-4e13-becf-09819e35c20b
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2002-06-13 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Autopsy Imaging: 放射線科医の立場から | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
米山, 隆一
× 米山, 隆一× 江澤, 英史× 神立, 進× 米山 隆一× 江澤 英史× 神立 進 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 現在放射線医学総合研究所では、HIMAC治療を行った患者さんの剖検時に、CT、MRI画像を撮像しており、これをAutopsy Imaging として位置付けている。 そもそも画像診断は、「生体の非破壊検査」としての意味を有する。生体の「非破壊性」故に、画像と言う「所見」から背後の生理・病理的「現象」を「推測」する必要が生じ、この経験則を蓄積したものが、より良い「画像診断医」たり得るのである。 これに対して、剖検時画像診断においては、不明な点は剖検によって確かめればよい以上、通常の画像診断における「所見」→「現象」と言う推測それ自体には、大きな意味は見出し難い。しかし、以下の3つの点から、剖検時画像診断は病理医のみならず画像診断医にとっても極めて有用なものであると言える。 先ず第一は、「所見」→「診断」のクライテリアの正確な実証・探求である。読影に用いられるクライテリアは言うまでも無く、科学的な実証を経て初めて意味を持つものであり、その実証の場は剖検によるしかない。この剖検結果と正確に対応する画像が得られて初めて、実証は正確なものとなりうる。この正確な対比はまた、新たなクライテリアの発見にも繋がる可能性を有する。 第二は、放射線科医にとってより効率的な病理解剖を行うための、病理医への情報の提供である。CT、MRIから得られる画像は、一覧性、切断面の任意性に優れており、背後の詳細な現象の解明を抜きにして、病理解剖の効率化に資するところは大きい。 第三は、現在は行われておらず、実現は今後の展開に期待することなのだが、CT、MRIから得られる様々なパラメーターを用いた、死因の推定、すなわち画像法医学への展開である。CT、MRIの画像はX線吸収度、T1、T2、プロトン密度と言った物理量を反映したものであり、これらの物理量の絶対値、径時的変化の画像化は、死因推定の新たなモダリティとなる可能性を有する。 以上Autopsy Imaging は現在始まったばかりの分野で方法論、応用分野もまだ確立していないが、今後データが蓄積するとともに、画像診断に大きなインパクトを与える可能性を有する分野である。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本医科大学医学会特別講演会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2002-03-15 | |||||
日付タイプ | Issued |