WEKO3
アイテム
近交系マウスの受精・発生速度の比較:RFM/Msを用いた研究
https://repo.qst.go.jp/records/59035
https://repo.qst.go.jp/records/59035280e5b72-689f-4ffc-9b11-2b86ccb5e39e
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2002-05-31 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 近交系マウスの受精・発生速度の比較:RFM/Msを用いた研究 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
鬼頭, 靖司
× 鬼頭, 靖司× 野口, 淑子× 鬼頭 靖司 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | [目的]マウス近交系卵子の体外受精・体外培養の可否は、その遺伝的バックグランドにより異なっている。これら体外操作の可否は凍結保存等の実験動物維持管理のみならず、遺伝的バックグランドが卵子の受精や発生に及ぼす影響を調べる繁殖生理学の基礎研究としても重要である。本研究においては放射線照射(300Rad)により骨髄性白血病を高率(25%)に多発する本所維持近交系RFM/Msについて体外受精及び体外発生の可否を検討した。さらにRFMマウスの受精や発生速度をC57BL/6(B6)及びB6とのF1卵子とも比較した。 [方法]近交系マウスは本研究所で系統維持したものを用いた。TYHにて1.5-2.0h前培養した精巣上体精子を、過排卵処理した雌マウスより採取した卵子に媒精し、3、5および7h後に卵子を観察した。受精速度の違いが雌雄どちらの配偶子によるものかを調べるための交雑受精では媒精後3及び5h後に卵子を観察した。体外発生実験では体外受精後に第2極体を持つ卵子をkSOMに移し、96及び120h後に胚を観察した。この際一部の卵子をヘキスト33342にて蛍光染色し核数を数えた。 [結果]雄性前核形成は媒精後のどの時間においてもRFMはB6より低かった。交雑受精実験における雄性前核形成率は、媒精3と5h後共に、RFM、F1卵子でB6より低かった。胚盤胞期胚への発生は、媒精96h後にRFM卵子(55±6%)は、B6(89±4%)及びF1卵子(♂RFM×♀B6卵子:85±3%、♂B6×♀RFM卵子:90±4%)より有意に低かったが、120h後において実験区間の差はなくなった。核数については、96、120hにおいてRFM卵子(96h:40±3個、120h:91±5個)は他の卵子(B6:62±4個 121±8個、♂RFM×♀B6:68±5個 114±6個、♂B6×♀RFM:62±4個、119±6個それぞれ96と120h後)よりも有意に低かった。 [考察]本所維持近交系RFM/Msは、体外受精、胚盤胞期胚への体外培養が可能であることが示された。しかしながらRFM卵子の受精・発生速度は、B6より遅いことが示され、受精においては精子と卵子の双方に、また発生については卵子と精子の相互作用が原因であることが示唆された。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本実験動物科学技術大会2001 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2001-05-12 | |||||
日付タイプ | Issued |