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アイテム
Brain Imagingの課題と展望 -認知症のモデル動物の画像研究も含めて-
https://repo.qst.go.jp/records/58438
https://repo.qst.go.jp/records/584383d74a909-0067-4307-b190-5ec4aff8e154
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2014-02-25 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Brain Imagingの課題と展望 -認知症のモデル動物の画像研究も含めて- | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
樋口, 真人
× 樋口, 真人× 須原, 哲也× Higuchi, Makoto× Suhara, Tetsuya |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 認知症に代表される老年期精神疾患では、発症メカニズムとなる分子カスケードの最上流は、疾患ごとあるいは個人ごとに異なると考えられる。しかしながら、現時点では分子カスケード全体を抑制するような根本治療が実現していないという点では、どの疾患も状況が同じである。分子カスケードの上流・中流・下流に位置するプロセスを同定することは重要で、特に病態の発端となる最上流プロセスを見つけ出すことが根本治療に結びつくと推察される。また、上流と中流、中流と下流のプロセス間に存在する因果関係を検証することも、治療制御を実現する上では不可欠となりうる。こうした取り組みにおいて、各プロセスを画像化し出現する順番を時系列解析することで、カスケードにおいてどのプロセスが上流でどのプロセスが下流に位置するのかを推定することが可能である。こうした取り組みを通じて、早期診断や重症度評価にはどのプロセスを画像で評価すればよいかを知ることもできると見込まれる。さらに、あるプロセスを治療的に制御しながら画像解析することで、このプロセスと他のプロセスとの因果関係を明らかにしながら、治療がカスケード全体の抑制をもたらすのかどうかを評価できる。 上記のようなbrain imagingの活用がどこまで可能になっていて、今後何が求められるのかを、認知症、特にアルツハイマー病を例に解説する。アルツハイマー病では、分子カスケードの最上流と思しきプロセスが同定されており、カスケードの上から下までくまなく画像で評価しうる疾患と考えられる。 |
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書誌情報 |
老年精神医学雑誌 巻 25, 号 1, p. 89-96, 発行日 2014-01 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 0915-6305 |