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アイテム
放射線による体内・体外被曝及び食の安全性
https://repo.qst.go.jp/records/58225
https://repo.qst.go.jp/records/5822577781a82-bd6e-45fb-b081-4d4e37d65178
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2013-03-11 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 放射線による体内・体外被曝及び食の安全性 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
田上, 恵子
× 田上, 恵子× 田上 恵子 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 厚生労働省が食品中の放射性物質の基準値(1)を設け、2012年4月1日より適用してからすでに8ヶ月以上経過した。一般食品に対して、1キログラム当たりの放射性セシウム(134Csと137Cs)の合計値が100ベクレル(Bq)を基準値としている。この他にも飲料水や乳児用食品に基準値があるが、世界でも厳しい値である。以前用いられていた暫定規制値は、食品中に含まれる放射性セシウムと放射性ストロンチウムによる年間被ばく線量を5ミリ・シーベルト(mSv)を上限とし、測定しやすい放射性Csで1キログラム当たり500Bqを採用していた。現在では後述する核種を含めて年間1 mSvに引き下げられている。これにより長期的な観点から、より一層の食品の安全が確保できるように配慮された。 しかし、基準値以下の放射性Csを含む食品が市場に流通しているとしても、一般には安心感が得られていないようである。たしかに、放射線は微量でもなんらかの影響を人体に与えている。しかし、我々が日常的に自然放射線を浴びることを含め、日々いろいろなリスクを背負って生活している中で、はっきりと「特定の人工放射線による影響である」と科学的に証明できる線量は、食品中の基準値で設定した値よりも遥かに上の方にある。つまり、基準値の人工放射性物質を含む食品(ただし汚染食品の割合は50%)を毎日食べ続けた場合のガンによる死亡率と、人工放射性物質を全く含まない食品を毎日食べ続けた場合のガンによる死亡率は、統計的に差がないのである。今、食品中の放射性物質をどうとらえたらいいのかが問われている。 |
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書誌情報 |
クリーンテクノロジー = Clean Technology 巻 23, 号 3, p. 48-52, 発行日 2013-03 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 0917-1819 |