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アイテム
医療情報システムのシームレスな連携に向けて-IHEの可能性・有効性の展望-
https://repo.qst.go.jp/records/57452
https://repo.qst.go.jp/records/574524082821e-a590-4236-bc96-34fdc77d36f1
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2008-08-11 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 医療情報システムのシームレスな連携に向けて-IHEの可能性・有効性の展望- | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
安藤, 裕
× 安藤, 裕× 安藤 裕 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 2001年12月に厚生労働省が出した「保健医療分野の情報化に向けてのグランドデザイン」において、産業界側、医療機関側の重要な課題は、標準化であり、医療情報の標準化では、すでにDICOMやHL7(Health Level seven)という規格が存在すると述べられている。グランドデザインのアクションプランでは、当面の5年間のDICOM/HL7などの規格を標準的な情報交換の規約として実装に努めることが掲げられている。医療機関では、できる限り標準規格を用いたシステム構築が求められている。このような状況下で、IHEは重要性を増している。 IHEとは、既存の規格や技術を利用して、より効率的な医療情報システムを構築することである。現在の放射線科領域の情報システムである放射線情報システム(Radiology Information System:RIS)や画像保管通信システム(Picture Archiving and Communocations System:PACS)では、DICOM規格が使用されている。また、病院情報システム(Hospital Information System:HIS)と放射線科領域の情報システムを接続するときには、HL7の規格が用いられる。これらの規格を使用する場合に、業務の流れ(業務シナリオ(Integration Profile:統合プロフィール))を考慮して企画の実装を詳細に定めているものが、このIHEのテクニカルフレームワーク(Technical Framework)である。 IHEは、病院情報システム、放射線情報システムとPACSなどを統合して情報の伝達をより円滑に、かつ効率的に行う仕組みを提供し、院内および病院間の電子カルテを実現する効率的な方法である。 IHEのサクセスストーリー(導入実績)は、2007年4月現在で8施設となっている。IHEはまだ成熟した技術でないので、年々変化が著しい、業務シナリオでいえば、統合プロフィールを見直すという計画もある。変化が激しい面もあるが、それだけ、時代の進歩をリードしているのかもしれない。当院に導入したIHEの技術が陳腐化せずに、今後の医療のIT化の普及推進につながればと考えている。IHE1の扉を叩いて、希望に満ちた医療のIT化に挑戦していただきたい。 |
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書誌情報 |
日本放射線技術学会雑誌 巻 64, 号 1, p. 96-104, 発行日 2008-01 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 0369-4305 |