WEKO3
アイテム
正常組織障害および腫瘍特性の把握による照射線量の適正化
https://repo.qst.go.jp/records/56857
https://repo.qst.go.jp/records/568579ac7ec27-e5eb-4a5a-897a-c919972050f2
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2005-07-20 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 正常組織障害および腫瘍特性の把握による照射線量の適正化 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
高井, 伸彦
× 高井, 伸彦× 安藤, 興一× 鵜澤, 玲子× 小池, 幸子× 扶川, 武志× 古澤, 佳也× 張, 明栄× 鈴木, 和年× 高井 伸彦× 安藤 興一× 鵜澤 玲子× 小池 幸子× 扶川 武志× 古澤 佳也× 張 明栄× 鈴木 和年 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | はじめに: 近年,放射線治療の高度化により5年生存率や腫瘍の局所制御率の向上が認められるようになってきた。しかし一方で,深部がんにおける放射線治療においては,依然として腸管の穿孔や皮膚障害が生じること,脳腫瘍や白血病の放射線治療後には,記憶・感情などの高次脳機能への副作用が報告されており,そのような副作用の発現が,治療線量・照射領域を決定する治療計画の制限要因となっている。従って今後より高度な放射線治療を確立するには,放射線照射による正常組織障害の程度を早期に外部計測し診断することにより,腫瘍への照射可能な治療線量を導き出すことが可能かについて研究を実施すること,または腫瘍の増殖能力(DNA合成能)に反映し,かつ放射線照射線量やLET(Linear energy transfer), 腫瘍の感受性の違いを反映する外部診断可能なトレーサーを開発することが重要であると考えられる。それらにより腫瘍が再発しない適性照射線量を患者個別に導き出すことが出来れば,必要最低限の照射治療によって正常組織障害の軽減につながるのではないかと考えている。 現在,臨床においてはFDG(糖代謝)やメチオニン(アミノ酸代謝)といった腫瘍代謝を診断するポジトロントレーサーが主に診断に用いられており,いまのところ臨床応用されている腫瘍増殖能や正常組織障害を診断するためのトレーサーはない。我々は,正常組織の障害の程度および特徴や腫瘍の治療効果を,PETを用いて早期に外部計測・診断することにより,正常組織の回復の程度や腫瘍感受性に応じた適正な照射線量を導き出すことが可能かについて検討を行った。また腸管や皮膚および脳の放射線障害に関しては,放射線感受性を調整している因子の特定と防護薬剤に関する研究を実施しており,放射線防護作用を有することが知られるbFGFが,分割照射の際にどのような関与があるかについて検証しているところである。 |
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書誌情報 |
癌の臨床 巻 51, 号 5, p. 323-327, 発行日 2005-06 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 0021-4949 |