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アイテム
平成24年度・福島原発事故対応緊急プロジェクト研究課題— 3. 放射線防護剤の開発研究
https://repo.qst.go.jp/records/55953
https://repo.qst.go.jp/records/5595360847fff-c957-4b5c-9d7c-d5ec3b452423
Item type | 一般雑誌記事 / Article(1) | |||||
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公開日 | 2015-06-22 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 平成24年度・福島原発事故対応緊急プロジェクト研究課題— 3. 放射線防護剤の開発研究 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | article | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
王, 冰
× 王, 冰× 王 冰 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | p53阻害剤は,被ばく後の高感受性組織の過剰な細胞死の原因となるp53を一過的に抑制することで急性障害を軽減する新しいタイプの放射線防護剤であり,放射線被ばく事故での救命への応用だけでなく,その正常組織選択性から放射線治療の線量限度,抗がん剤の投与量制限を克服する副作用軽減剤としての応用も期待されている. 本研究では,成体マウスを用い,個体レベルで,p53阻害剤を始めとする各種化合物の放射線防護剤としての有用性について検討した.具体的には,全身照射マウスに候補化合物を投与し,30日間の生存率を指標として線量減少率(DRF; Dose Reduction Factor)を求めた.また,共同研究先である原爆放射線医科学研究所において,標的組織細胞におけるp53活性の阻害効果を,p53標的遺伝子産物のリアルタイムPCR定量解析によって検討した. p53阻害剤の一つであるオルトバナジン酸ナトリウム(バナデート)を被ばく「前」に投与した場合,造血死を完全に防ぎ,部分的に腸死も防護できることがマウス全身照射実験からこれまでに明らかにされていた (Cancer Res. 70, 257-265, 2010). 本年度は,新たにマウス全身照射「後」に,放射線バナデートを投与することによって放射線障害緩和剤としての活性評価を行った.その結果,照射後の造血機能障害,生存率に対する明らかな改善効果が認められ,標的である骨髄細胞におけるp53活性の抑制も確認された.これらの結果は,バナデートが放射線防護剤としてだけでなく,放射線障害緩和剤としても機能することを示しており,予期のできない被ばく事故への応用も期待される成果が得られた. \n5.発表論文 B. Wang, K. Tanaka, A. Morita, Y. Ninomiya, K. Maruyama, K. Fujita, Y. Hosoi, and M. Nenoi. Sodium orthovanadate (vanadate), a potent mitigator of radiation-induced damage to the hematopoietic system in mice. J. Radiat. Res., DOI: 10.1093/jrr/rrs140 (on-line publication ahead of print), 2013. |
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書誌情報 |
平成24年度共同利用・共同研究成果報告集 p. 9-9, 発行日 2014-03 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 広島大学原爆放射線医科学研究所 |