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アイテム
農作物の調理・加工による放射性セシウムの除去割合
https://repo.qst.go.jp/records/54340
https://repo.qst.go.jp/records/5434070c111d0-7b77-4782-ae16-5188214e697d
Item type | 会議発表論文 / Conference Paper(1) | |||||
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公開日 | 2012-11-08 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 農作物の調理・加工による放射性セシウムの除去割合 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_5794 | |||||
資源タイプ | conference paper | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
田上, 恵子
× 田上, 恵子× 内田, 滋夫× 田上 恵子× 内田 滋夫 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 農作物が放射性降下物に直接汚染されたり、また、一旦土壌に入ったものが経根吸収によって農作物に入ることで可食部が汚染されたりするケースが、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降に発生した。特に事故直後においては、汚染した可能性のある農畜産物から、調理・加工によってどの程度放射性核種を取り除けるのかが話題になった。これまでに、チェルノブイリ事故後のデータも含んでいる環境パラメータ・シリーズ41)が利用されているが、1994年に発行されて以降、データがほとんどアップデートされていなかった。また、同書にデータは記載されているものの、除去割合は葉もの野菜でもバラツキが大きく、実際にどのくらいの効果が得られるのかが不明である。最近では、IAEAにより取りまとめられたTRS-472 (2010)2)や、TECDOC-1616(2009)3)に調理・加工による記載があるが、主にチェルノブイリ事故後の欧米のデータであり、我が国の独特な調理方法や作物のデータはほとんどない。 さらに、2011年秋、すなわち、原発事故後の最初の米の収穫期において、玄米中に高い放射性セシウム(Cs)を含むものが見つかった。2012年4月1日に新基準値に移行するまでの暫定規制値適応期間においては、500Bq/kgの食品が流通可能であり、また、米のように主な収穫が年一度の作物については、次回の収穫時までは暫定規制値が適用される。米は日本人の主食であり、調理・加工のデータは重要であるが、上述の環境移行パラメータシリーズ4には、米については、精米等による放射性Csの除去率のデータが記載されていない。 そこで、本研究では、事故後に得た試料からの放射性核種の調理・加工による除去率と、経時的な傾向、および玄米を精米した時の除去率などについて検討した結果を報告する。 |
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書誌情報 |
Proceedings of the Workshop on Environmental Radioactivity (KEK Proceedings) 巻 13, p. 154-159, 発行日 2012-11 |