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アイテム
低線量放射線のメチル化への影響
https://repo.qst.go.jp/records/54309
https://repo.qst.go.jp/records/54309806a9b6a-dc39-4677-a773-5f9b795a2178
Item type | 会議発表論文 / Conference Paper(1) | |||||
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公開日 | 2011-12-16 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 低線量放射線のメチル化への影響 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_5794 | |||||
資源タイプ | conference paper | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
森野, 豊之
× 森野, 豊之× 丸山, 博文× 川上, 秀史× 金井, 昭教× 臺野, 和広× 齋藤, 俊行× 臺野 和広× 齋藤 俊行 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 低線量電離放射線がさまざまな細胞機能に及ぼす長期的影響には、DNA損傷に伴う一次配列の変化だけでなく、ゲノムDNAのメチル化状態の変化といったエピジェネティックな事象が関与している可能性が示唆されている。 今回われわれは、異なる2つの解析方法を用いて、放射線照射によるゲノム領域のメチル化レベルの変化を評価するための検討を行った。 対象として、腫瘍化に伴うメチル化の変化を受けないように、非腫瘍性の培養細胞であるヒト乳腺上皮由来のMCF-10Aを用いた。この細胞をコンフルエントまで培養し、0.1Gyあるいは1Gyのガンマ線を照射した。24時間後に再撒種し3日間培養した後にゲノムDNAを抽出した。これらのサンプルを3コピー調整し、まず解析1としてMethyl-CpG binding domain protein2(MBD2)タンパク質を用いてメチル化DNAをエンリッシした後に、Illumina GA IIによりシークエンスを行った。次に、解析2としてメチル化感受性制限酵素を用いてDNAを切断しAFLP解析を行った。 次世代シーケンサによる解析では、全体的なメチル化のパターンは対照群と放射線対照群でほぼ同等であった。AFLPの結果からは17,543のメチル化DNA断片を同定したが、ほとんどのものは放射線照射による変化が見られなかった。メチル化が3倍以上増加するサイトは667あり、0.1Gy照射と1Gy照射で大きな差はなかったが、3倍以上減少するサイト157のうち、0.1Gy照射のみで減少したものが6倍近く多かった。 |
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書誌情報 |
広島大学・長崎大学連携研究事業カンファランス報告書 巻 7, p. 63-66, 発行日 2011-06 |