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アイテム
放射線照射により生じるDNA損傷の顕微鏡を用いた可視化方法の確立
https://repo.qst.go.jp/records/2007377
https://repo.qst.go.jp/records/2007377d5de5e26-43f1-4459-83ec-3d2ae0376357
| アイテムタイプ | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||||
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| 公開日 | 2023-01-24 | |||||||
| タイトル | ||||||||
| タイトル | 放射線照射により生じるDNA損傷の顕微鏡を用いた可視化方法の確立 | |||||||
| 言語 | ja | |||||||
| 言語 | ||||||||
| 言語 | jpn | |||||||
| 資源タイプ | ||||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||||
| 資源タイプ | conference presentation | |||||||
| 著者 |
中野 敏彰
× 中野 敏彰
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| 抄録 | ||||||||
| 内容記述 | 重粒子線を用いた放射線治療では、高いブラックピークを利用する事で従来のX線、γ線と比べて患部以外の正常細胞への影響を軽減することができるため治療効果が高いと言われている。その主な理由は、高LET放射線によって生じる細胞への損傷、とりわけDNA分子に対する複雑な損傷は修復されにくく細胞死を誘導しやすいことにあると考えられるが、具体的な知見はまだ少ない。高LET放射線ではクラスター損傷部位(DNAの1-2ヘリカルターンに2つ以上の損傷が存在する)や2本鎖切断(DSB、クラスター損傷の一種),インターストランドクロスリンク損傷(DNA鎖間で共有結合)が生じやすいとされているが、実際に放射線、特に重粒子線、で生じるDNA損傷がどのように誘発されるのか、またクラスター損傷領域の損傷数、化学構造・立体構造・屈曲運動性などの静的・動的な実体については殆ど明らかにされていなかった。 そこで、これまでの研究により、AFM(原子間力顕微鏡)によるクラスター損傷の「可視化」する事で分子レベルでのDNA損傷の特定方法を確立した。まずこの方法を用いて、プラスミドに放射線照射(X-ray, Fe-ion beams)したDNA損傷の可視化を行なった。その結果、X線とFe-ion beams照射それぞれで、孤立塩基損傷、クラスター損傷、DSB末端に塩基損傷が含まれるフランキングDSBの損傷を観察できた。また、X線とFe-ion beams間での違いにより生じるDNA損傷の割合は大きく違いがないものの、Fe-ion beamsではXrayに見られないような複雑度の高いDNA損傷を確認した。このことから、クラスター損傷はLETの増加に比例してクラスター損傷の複雑度が高くなると結論づけた。次に放射線を照射した細胞からDNAを抽出して、そこに含まれるDNA損傷を解析し、生じるDNA損傷の解析を行った。その結果、プラスミドの結果と同様にFe-ion線ではX線ではみられなかった複雑度の高いDNA損傷が確認された。照射後のポストインキュベーションを行う事によって、修復されにくいタイプのDNA損傷を特定した。その結果、DSBの末端に多数の塩基損傷が結合したタイプのDNA損傷が修復されにくく照射後18h後でもこのタイプのDNA損傷が残存している事がわかり、長期に細胞に影響を及ぼすであろうDNA損傷を特定した。 本研究ではこれら損傷毎の致死効率を詳細に明らかにする事で、DNA損傷と線質の関わりおよび粒子線を含んだ放射線治療(癌治療)への影響解析へつなげ、重粒子線はなぜ高い治療効果をもつのかを分子レベルで説明する科学的根拠を得ることを目的とする。 | |||||||
| 会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||||
| 内容記述 | 放射線衛生管理学研究室カンファレンス2022 | |||||||
| 発表年月日 | ||||||||
| 日付 | 2023-02-17 | |||||||