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内容記述 |
【目的】89Zr-PETを活用した研究開発が増加傾向にある。一方で、89Zrは18Fと比較して物理特性が大きく異なる(半減期78時間, β+の放出割合22.7%, 陽電子飛程1.3 mm, 909 keVγ線の放出割合99%)ため、画質や定量精度の低下が予想される。本研究では89Zr-PETと18F-PETを比較し、89Zrの物理特性がPETの画質と定量精度に与える影響を評価した。 【方法】NEMA body phantomに10 mm球と22 mm球を3つずつ装着し、background放射能濃度2.6~2.7 kBq/mL(sphere-to-background ratio: 4)から60分測定した。PET装置はDiscovery MIを使用し、画像再構成にはQ.Clear+TOFを用いた。10分画像を6つ作成し、ホット球のコントラスト,背景領域のノイズ(変動係数)および定量誤差を評価した。 【結果】10 mm球と22 mm球のコントラストは、89Zr-PETで60±6%と87±2%、18F-PETで51±4%と83±1%、変動係数は89Zr-PETで13%、18F-PETで5%、定量誤差は89Zr-PETで-16%、18F-PETで5%であった。89Zr-PETは18F-PETと比較して検出される同時計数が少なく、画像ノイズの増加が認められた。定量誤差が大きくなった原因には、ドーズキャリブレータの測定誤差の影響も考えられる。 【結論】89Zr-PETは18F-PETと比べて画像ノイズや定量精度に違いがあることを示した。 |