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アイテム
重水の量子力学特性が及ぼすDNA修復機構への影響
https://repo.qst.go.jp/records/2001840
https://repo.qst.go.jp/records/200184023e327f4-71b8-4b9f-8048-457ca82d701d
| アイテムタイプ | 学術雑誌論文 / Journal Article(1) | |||||||
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| 公開日 | 2025-12-25 | |||||||
| タイトル | ||||||||
| タイトル | 重水の量子力学特性が及ぼすDNA修復機構への影響 | |||||||
| 言語 | ja | |||||||
| 言語 | ||||||||
| 言語 | jpn | |||||||
| 資源タイプ | ||||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
| 資源タイプ | journal article | |||||||
| 著者 |
安田 武嗣
× 安田 武嗣
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| 抄録 | ||||||||
| 内容記述タイプ | Abstract | |||||||
| 内容記述 | 量子力学が記述する微視的な現象には,直感に反する不可思議なものが存在する.たとえば,有名な「二重スリット実験」では,電子や光子のような微小な粒子を二つのスリットを備えた板に向けて放つと,粒子が両方のスリットを同時に通過し,通過後に波として干渉しあい,背後のスクリーンに干渉縞が現れる.これは,粒子が波動性をも併せ持つことを示しており,波動としての性質を持たない古典的な粒子の挙動(たとえば銃弾のような挙動)とは大きく異なる.また,本稿の内容に関連する「量子トンネル効果」とは,電子などの量子粒子が,古典力学では越えられないはずのエネルギー障壁を,まるで障壁に開いたトンネルを通り抜けるように通過する現象である.このような,直感とは異なる量子論的現象が,生命現象にも関与しているのかを探る学問が「量子生物学」である.量子生物学の研究例としては,量子の一種である光子が関与する光合成,光修復,光受容などの生物学的過程に対する量子論的解明があげられる.また,理論物理学者Jim Al-Khalili,と分子生物学者Johnjoe McFaddenによる著書『Life on the Edge: The Coming of Age of Quantum Biology』(『量子力学で生命の謎を解く』水谷淳訳,SBクリエイティブ,2015年)では,DNAの突然変異や人間の意識といった生命現象を量子論的に理解する可能性が興味深く論じられている.この著書で取り上げられている話題の中で,水素移動反応を伴う脱水素酵素の化学反応に,量子トンネル効果が関与していることが実験的に示されていた.ただし,量子レベルでの微視的な影響が,生体内での巨視的な生命現象にまで波及するかどうかについては,長らく不明であった.本稿では,酵素化学反応における量子レベルのメカニズムが,細胞レベルでのDNA修復機構に及ぼす影響を検討した著者らの研究成果を基に,量子トンネル効果に関連する先行研究と今後の展望について紹介する. | |||||||
| 書誌情報 |
生化学 巻 97, 号 6, p. 838-843, 発行日 2025-12 |
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| 出版者 | ||||||||
| 出版者 | 公益財団法人 日本生化学会 | |||||||
| DOI | ||||||||
| 識別子タイプ | DOI | |||||||
| 関連識別子 | 10.14952/SEIKAGAKU.2025.970838 | |||||||