@misc{oai:repo.qst.go.jp:00086397, author = {岸本, 理和 and 尾松, 徳彦 and 今井, 礼子 and 小畠, 隆行 and 東, 達也 and Riwa, Kishimoto and Tokuhiko, Omatsu and Reiko, Imai and Takayuki, Obata and Tatsuya, Higashi}, month = {Jun}, note = {ヨード造影剤静注後にアレルギー症状を示し、直前の単純CTでは認めなかった十二指腸~空腸の壁肥厚を造影後CTで認めた症例を経験したので、若干の文献的考察を加えて報告する。 症例は20代女性,後腹膜の胞巣状軟部肉腫に対する重粒子線治療前の精査として腹部単純CT撮影後、ヨード造影剤を静注し胸腹部CTを撮影した。撮影終了時より顔面紅潮、鼻閉感、呼吸困難感あり、血圧は検査前120/73から92/50mmHgに低下、SpO2は97%であった。アドレナリン0.3㎎筋注、生理食塩水点滴投与後、血圧は120/50mmHgに回復し、症状も軽減した。CTでは造影前には異常の見られなかった十二指腸~空腸壁が造影後には全周性に肥厚しており、造影剤アレルギーによる腸管壁の血管性浮腫と考えられた。20日後の治療計画用単純CTでは同部の壁肥厚は消失していた。 造影剤に対するアレルギー反応は日常しばしば経験するが、造影後に原因不明の十二指腸・小腸壁の肥厚を見た場合は、造影剤に対するアレルギー症状がなかったかどうか確認することで、他の炎症性、虚血性、腫瘍性腸疾患との鑑別が可能となると思われた。, 第35回日本腹部放射線学会}, title = {ヨード造影剤のアレルギー反応に伴い十二指腸・空腸の血管性 浮腫を示した1例}, year = {2022} }