@misc{oai:repo.qst.go.jp:00086315, author = {玉田, 太郎 and 廣本, 武史 and 西川, 幸志 and 樋口, 芳樹 and Taro, Tamada and Takeshi, Hiromoto}, month = {Jun}, note = {[NiFe]-ヒドロゲナーゼはNi-Fe活性部位、Mg中心、および鉄-硫黄クラスターを有し、水素の合成・分解を両方向に触媒できる。Desulfovibrio vulgaris Miyazaki F株由来[NiFe]-ヒドロゲナーゼのNi-Fe活性部位は4つのシステイン残基由来の硫黄原子により配位された2つの八面体型配位錯体構造を形成しており、酸化型(不活性状態:Ni-AおよびNi-B)ではNi-Fe間には酸素種(OH-イオン)が架橋していると考えられている。また、酸化型結晶中の一部の酵素分子において,Niイオンが本来の位置から欠落していると考えられることを、最近実施したX線結晶構造解析から確認している。酸化型の活性中心の詳細を明らかにするために、本研究では中性子およびX線結晶構造解析を実施した。 NiおよびFe原子の吸収端近傍で収集したX線回折データから、結晶中の約30 %の酵素分子においてNiイオンがNi-Fe活性部位の本来の位置から移動し、新たに平面四角型錯体構造を形成していることを明らかにした。一方で、2 Å分解能で実施した中性子結晶構造解析からは、架橋したOH-/OD-イオンを明瞭に確認できなかった。この結果は、重水環境で結晶化したにもかかわらず大多数がOH-イオンのままで架橋しており、さらにある程度自由に回転できるコンフォメーションを持つことにより、水素原子が持つ負の散乱長密度分布により酸素原子の散乱長密度分布が打ち消されていることを示唆していた。, 第22回日本蛋白質科学会年会}, title = {Desulfovibrio vulgaris Miyazaki F株由来[NiFe]-ヒドロゲナーゼ酸化型の中性子/X線結晶構造解析}, year = {2022} }