@misc{oai:repo.qst.go.jp:00086271, author = {河野, 秀俊 and Hidetoshi, Kono}, month = {Jun}, note = {ヒトなど真核生物のゲノムは、細胞核内にクロマチンとして収納されている。クロマチンは、細胞内で時々刻々とその状態や構造を変化させる。その状態や構造は遺伝子の発現制御と密接に関連している。しかし、その状態や構造を変化させるメカニズムはよくわかっていない。クロマチンの基本構造は、ヌクレオソームと呼ばれるヒストンタンパク質8量体とそれに約2回巻き付いた2本鎖DNAの複合体である。ヌクレオソームを構成する各ヒストンタンパク質には、バリンアントが複数存在し、また、ヒストン自体は翻訳後修飾を受けてその化学状態を変える。結果としてヌクレオソームと相互作用するタンパク質が変わる。 近年、クライオ電顕による単粒子構造解析や電顕によるトモグラフィー解析により、ヌクレオソームとそれに結合する因子との複合体や核内でのクロマチンの構造が分かってきた。本発表では、これらの構造をもとに、全原子分子動力学シミュレーションによる我々の取り組みを紹介する。特に、ヒストンメチル化酵素のアミノ酸変異によるヌクレオソームメチル化の異常亢進メカニズムやヘテロクロマチン状態に多く存在するHP1タンパク質とヌクレオソームとの相互作用について紹介し、これがクロマチンの状態や構造に与える影響について議論する。, 第22回日本蛋白質科学会年会}, title = {ヌクレオソームとその関連タンパク質との相互作用}, year = {2022} }