@misc{oai:repo.qst.go.jp:00086201, author = {上野, 恵美 and 中西, 郁夫 and 松本, 謙一郎 and Megumi, Ueno and Ikuo, Nakanishi and Kenichiro, Matsumoto}, month = {May}, note = {放射線により脂質中に生成するフリーラジカルの定量法の開発を試みた。細胞内には複雑に入り組んだ脂質膜構造があり、放射線により脂質分子が電離あるいは励起され、脂質分子由来の活性分子種が生じている可能性がある。そのため、放射線により油脂溶液中に生成するフリーラジカル量の定量が必要である。0.1 mM TEMPO系またはPROXYL系のニトロキシラジカルを含むコーン油溶液を調製し、大気下または低酸素条件下での油溶液中でのニトロキシルラジカルの安定性を確認した。大気下または低酸素条件下に置いたPROXYL系ニトロキシルラジカル油溶液にX線または炭素線を照射し、X-band EPRで測定しニトロキシルラジカルの減衰量を評価した。TEMPO系のサンプル油溶液は、低酸素下に放置するとEPR信号が徐々に減衰したのに対し、PROXYL系サンプル油液は減衰のスピードが顕著に遅いことが分かった。しかし、低酸素条件下でPROXYL系ニトロキシルラジカル油溶液にX線または炭素線を照射するとそのシグナルが減衰した。その減衰量は、比較的低LETの炭素線でX線よりも多かったが、炭素線ではLETの増加に伴って減少した。大気条件下では放射線によるEPRシグナル減衰は見られなかった。低酸素条件下で観察される油脂中のPROXYL系のニトロキシルラジカルの還元に基づいて、脂質中に生成するラジカルを定量できる可能性がある。, 第75回日本酸化ストレス学会学術集会}, title = {放射線により脂質中に生成するフリーラジカルの定量法の開発}, year = {2022} }