@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00085801, author = {柏木, 啓次 and 宮脇, 信正 and 倉島, 俊 and Hirotsugu, Kashiwagi and Nobumasa, Miyawaki and Satoshi, Kurashima}, book = {Proceedings of the 18th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan}, month = {Jan}, note = {多重極電磁石による非線形力を用いて、従来のビーム偏向・集束用の電磁石では実現できないビーム強度分布変換技術を開発している。これまで、TIARAサイクロトロン施設において多重極(8極)電磁石を用いた均一分布及び中空状分布を実現している。しかし、これらの分布の形成には、前者では散乱フォイルによるビームのガウス分布化、後者では電磁石直前のスリットによる中空ビーム周囲のビームハロ―削減が必要であり、これらの操作が引き起こすビームロスによるビーム強度低下が問題となっている。本研究では、ビームロス低減を目的として1)サイクロトロンでのビーム加速制御による散乱フォイルを用いないガウス分布化及び2)サイクロトロンへの入射ビームの位相空間制御によるスリットを用いないビームハロ―低減のそれぞれついての可能性を実験的に検討した。1)では、加速位相の制御により、サイクロトロン内部の複数軌道の重なりをほぼ分離して単一軌道のビームを引き出すことで、均一分布形成に必要となる左右に裾野を持つ対称な分布のビームが得られた。今後、より精密な加速位相制御によって軌道分離をすることでガウス分布状のビームを引き出せる可能性が示唆された。後者では、サイクロトロンの入射ビームの位相空間領域について中空ビーム部分とスリットにそれぞれ到達する領域を測定した結果、それらに差異があることがわかった。これにより、入射ビームの位相空間制御により中空ビーム部到達領域に重点的にビームを入射することで、スリットを用いずにビームハロ―低減ができることが示唆された。}, pages = {88--91}, publisher = {日本加速器学会}, title = {Investigation of beam injection and acceleration methods for beam loss reduction in nonlinear focusing}, year = {2022} }