@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085761, author = {大澤, 大輔 and 小林, 亜利紗 and 及川, 将一 and 小西, 輝昭 and Daisuke, Ohsawa and Alisa, Kobayashi and Masakazu, Oikawa and Teruaki, Konishi}, month = {Mar}, note = {量研機構の単一細胞単一粒子線照射装置SPICEは磁場収束型の3.4 MeV陽子線垂直マイクロビームシステムである。SPICEを用いたこれまでの研究から、マイクロビームの放射線生物効果はその線量の局所集中性によりブロードビームのそれとは異なることが分かってきた。以前に、我々はSPICEマイクロビームのビームサイズはプラスチック飛跡検出器CR-39を用いて直径約2 μmと報告したが、陽子線飛跡の集中によるエッチピットの重なりからビームサイズの計測、それによる細胞内局所線量分布の評価に限界があることも判明した。この限界を克服するべく、我々は蛍光飛跡検出器FNTDを用いてSPICEのマイクロビームサイズを高精度に測定しその照射粒子数依存性(1箇所あたり7~1000個)を評価した。FNTD内の陽子線飛跡の蛍光スポットを共焦点レーザー顕微鏡で侵入深さ方向に撮像し画像解析することで、FNTDはCR-39に比べ高い空間分解能と高い検出感度を持つことを示した。最終的に、SPICEマイクロビームのビームサイズは1箇所あたりの照射粒子数に依存して2.0 × 1.5 から 3.1 × 2.4 μmと評価された。この結果は収束から外れた陽子線成分がビームサイズの広がりに寄与していることを示唆している。本研究を通じて、FNTDと画像処理技術により、広範囲のマイクロビーム強度でマイクロビームサイズの高分解能測定が可能であることを実証した。, 第34回固体飛跡検出器研究会}, title = {蛍光飛跡検出器(FNTD)を用いたSPICEマイクロビームのビームサイズの計測}, year = {2022} }