@article{oai:repo.qst.go.jp:00085641, author = {小此木, 範之 and 佐藤, 浩央 and 吉本, 由哉 and 鈴木, 義行 and Noriyuki, Okonogi and Yuya, Yoshimoto and Yoshiyuki, Suzuki}, issue = {3}, journal = {Skin Cancer}, month = {Mar}, note = {諸言: 本邦における悪性黒色腫の罹患頻度は,人口100 万人あたり1 年間におよそ10~20 人とされる1)。その治療において,外科治療がひとつの柱であることは間違いないが,その転移頻度の高さから,しばしば集学的治療が必要となる2)。転移例あるいは切除不能例に対する治療選択は,新規薬剤の開発に伴い,近年,急速に変化してきている。その代表が免疫チェックポイント阻害薬であろう。今やNational comprehensive cancer network(NCCN)のガイドラインにおいても,免疫チェックポイント阻害薬は,BRAF 阻害薬などの分子標的薬とならび,転移例あるいは切除不能例の一次治療として 明記されるようになった3)。 放射線腫瘍医(治療医)の立場からすると,悪性黒色腫は放射線感受性(放射線の効果)が低く,根治的治療として放射線治療が用いられるのは稀で,症状緩和目的・姑息的に治療する疾患である,という認識であった。しかしながら,近年の放射線治療と抗腫瘍免疫応答の研究によって,放射線治療は「単なる局所制御のための治療」から「免疫応答を活性化させるトリガー」としての意義をもつことが明らかになりつつあり,さらには悪性黒色腫の免疫原性の高さと相まって,新たな治療戦略になる可能性が示されている。本稿では,我々の研究成果を紹介しつつ,放射線治療と免疫療法を組み合わせる「免疫放射線治療」の可能性について述べる。}, pages = {98--104}, title = {How do we approach to the difficult-to-treat Japanese case. Combination therapy of Immunotherapy and Radiotherapy (Immuno-radiotherapy)}, volume = {35}, year = {2021} }