@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085472, author = {南本, 敬史 and Takafumi, Minamimoto}, month = {Nov}, note = {仕事や勉強,スポーツなど,日常の多くの行動を支え,その結果を大きく左右するモチベーション(=意欲・やる気)は,古くから心理学における主要テーマの一つであるとともに,経済学,医学,教育,経営など様々な分野で取り上げられてきた.神経科学の分野においても脳内でのモチベーションの仕組みについて研究され,その制御の鍵を握るドーパミンなどの脳内物質や神経回路について理解が進んでいる.私たちはヒトと近縁で発達した脳をもつサルをモデルとして,報酬を獲得するための行動の意欲レベルについて期待報酬量や報酬を欲する内的状態を説明変数とする計算アルゴリズムを導出し,脳内の処理プロセスのモデルを提案してきた.さらにサルの脳機能を薬理学的・化学遺伝学的に操作した際の行動変容をモデルと照らし合わせて解析することで,意欲制御に関わる脳神経回路と分子の関与について明らかにしてきた.講演では,不安やムードなどに関わることが知られている脳内伝達物質であるセロトニンを操作した際の意欲行動に及ぼす影響について調べた研究を紹介し,(脳情動情報の解読に加えて)脳情報の操作というアプローチによるモデルの因果性検証の可能性など,脳科学や動物実験に接続する意義などについて議論したい., 2021年度生理研研究会「情動の脳科学的理解に基づく人文系学問の再構築」}, title = {脳機能操作による情動処理の理解}, year = {2021} }