@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085434, author = {藤瀬, 大助 and 古場, 裕介 and 長谷川, 慎 and 奥田, 保男 and Daisuke, Fujise and Yusuke, Koba and Shin, Hasegawa and Yasuo, Okuda}, month = {Oct}, note = {【目的】アンギオ装置は多くの病院で導入され検査や治療のために利用されているが、散乱線による術者への被曝が懸念されている。以前より防護教育の取組みとして、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用いた空間線量を可視化する試みを行っており、一定の有用性があることを確認できた一方で、空間線量の表現方法の改善点が指摘された。このため、可視化だけではなく、空中の任意の場所に振動を発生させるハプティクスデバイス(HD)を組合せ、視覚と振動による空間線量のフィードバックにより改善できないかと考えた。本研究ではHMDとHDを組合せたシステムを開発し、技術的な実現性および有用性の検証を行った。 【方法】現在開発中の可視化ソフトウェアはHMDにアンギオ室を模した3Dモデルを投影することができる。これに空中HDを組合せ、HMDに投影された直接線に手指が触れた際、手に振動を伝えるプログラムを開発した。これを可視化ソフトウェアと組合せ、放射線技師を始めとする16名に使用してもらい、有用性についてアンケート形式で調査を行った。 【結果】HMDで可視化された直接線に手指が触れた時に手指に振動を与えることが確認でき、直接線の範囲をフィードバックできることを確認できた。また使用者に有用性に関するアンケートを1から3の3段階評価で行い、防護教育ソフトウェアとしての一定の有用性があることを確認できたが、可視化のみと比べると若干の減少が認められた。 【結論】空中HDを用いた空間線量のフィードバックは、術者への放射線防護への意識付けに一定の効果があることを確認することができた。しかし、振動が小さいことや振動を与える範囲が広くないなどといったデバイスに依存する改善すべき点も挙げられた。今後は、直接線のみならず散乱線による空間線量への応用、またさらに効果的な意識付けにするための方法の模索を行い、教育ツールの開発を継続して行っていく。, 第49回日本放射線技術学会秋季学術大会参加}, title = {放射線可視化ソフトウェアへの空中ハプティクスデバイスの応用の試み}, year = {2021} }