@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085433, author = {藤瀬, 大助 and 古場, 裕介 and 四野宮, 貴幸 and 長谷川, 慎 and 奥田, 保男 and Daisuke, Fujise and Yusuke, Koba and Takayuki, Shinomiya and Shin, Hasegawa and Yasuo, Okuda}, month = {Apr}, note = {【目的】アンギオ装置は多くの病院で導入され検査や治療のため利用されている。患者への侵襲性が低く負担が少ないというメリットがあるが、術中に発生する散乱線によって医師や看護師など術者への職業被ばくが懸念されており、ICRPは術者への放射線被ばくの低減のための勧告を行っている。術者の放射線防護は安定した医療の提供ために非常に重要であり、術者への防護に対する意識付けが必要である。そのためには放射線を可視化することが効果的ではないかと考え、空間線量を可視化するためのソフトウェアを開発し、有効性の確認を行った。 【方法】初めに、アンギオ装置で照射されるコーンビームおよび患者や治療室の3Dモデルを作成し、空間線量をシミュレーションした。次に、現実空間に立体的な3Dモデルを描画するヘッドマウントディスプレイ(HMD)にシミュレーションした空間線量を描画するソフトウェアを開発した。空間線量のシミュレーションには粒子・重イオン輸送計算コード(PHITS)を使用した。HMDにはMicrosoft HoloLens 2(R)を使用し、ソフトウェア開発にはUnity(R)を用いた。また、空間の位置を定めるためのArgument Reality(AR)マーカとしてVuforia(C)社が提供するライブラリを使用した。これらを用いてソフトウェアを開発し有効性を確認した。 【結果】PHITSでシミュレーションした結果をHMD上に投影することができ、技術的に空間線量を可視化できることを確認した。また、HMDのハンドトラッキング機能を用いて利用者の両手を3Dモデルとして空間線量と同時に投影することで、線量の高い場所に触れているかどうかを確かめることができ、放射線防護への意識付けに有効であることが確認できた。今後は実際の治療室をモデルにシミュレーションすることや、遮蔽板の有無による空間線量の変化が視覚的に分かるように改良を行い、教育ツールとしての有効性について引き続き検証を行っていく。, 第77回日本放射線技術学会総会学術大会}, title = {拡張現実デバイスを用いた空間線量の可視化ソフトウェアの開発}, year = {2021} }