@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085359, author = {岡崎, 宏之 and 出崎, 亮 and 越川, 博 and 松村, 大樹 and 池田, 隆司 and 山本, 春也 and 八巻, 徹也 and Hiroyuki, Okazaki and Akira, Idesaki and Hiroshi, Koshikawa and Takashi, Ikeda and Shunya, Yamamoto and Tetsuya, Yamaki}, month = {Mar}, note = {燃料電池の普及に向けて炭素担持Ptナノ粒子触媒の酸素還元反応(ORR)活性向上が求められているが,我々のグループでは炭素担体を模擬したグラッシーカーボン(GC)基板へのArイオン照射によってORR活性が,未照射試料に比べて2.5倍に向上することを見いだした。このイオン照射によるORR活性向上メカニズム解明に向けて,本研究ではORR初期過程の酸素吸着に着目し,酸素雰囲気でのin situ XAFS測定を行った。水素還元直後の純粋Pt状態と酸素暴露状態を観測し,酸素暴露前後のXAFSスペクトルの差分からPtナノ粒子の酸素吸着状態のみを導出し,照射試料と未照射試料を比較した。先行研究からPtへの酸素吸着(Pt-O)に起因するピークを同定し,そのピーク位置を比較すると,照射試料の方が0.7 eV低エネルギーシフトしていることが分かった。これはPt-O反結合性準位の低下を意味するため,反結合準位への電子充填が起こりやすくなることでPt-Oが弱結合化して酸素離脱が容易に変化していることが分かった。欠陥導入によるPt-Oの弱結合化の起源を解明するために、分子動力学計算で導いた酸素吸着状態との比較を行った。欠陥導入によってPt 5d軌道とのC 2p軌道との混成が変わり(=担持状態変化),酸素吸着様式が変化することで,吸着酸素2p軌道とPt 5d軌道の混成が弱くなってPt-Oが弱結合化することが分かった。, 電気化学会第89回大会}, title = {担体へのイオン照射による炭素担持Pt触媒の酸素吸着状態変化}, year = {2022} }