@inproceedings{oai:repo.qst.go.jp:00085324, author = {田上, 恵子 and 内田, 滋夫 and 石井, 伸昌 and 橋本, 昌司 and 高田, 兵衛 and Howard, Brenda and Keiko, Tagami and Shigeo, Uchida and Nobuyoshi, Ishii and Hyoe, Takata}, book = {Proceedings of the Workshop on Environmental Radioactivity (KEK Proceedings)}, month = {Jan}, note = {我が国では東電福島第一原子力発電所事故の前までは、主にグローバルフォールアウトの分析や室内トレーサー実験により環境挙動研究が行われてきた。また、長期平衡状態を想定した場合には、安定元素を使った研究も行われてきた。しかし2011年3月に発生した福島第一原発事故以降は事態が一変し、放射性ヨウ素や放射性セシウム(Cs)の実環境試料を使った研究が可能となった。これらの研究結果を、これまでの知識やチェルノブイリ原発事故後の事象と比較検討することは、放射性核種による被ばく線量評価のために重要である。まだ事故から十分時間が経過していない期間、実際の環境試料測定データは、将来原発事故が発生した時の備えとするためにも極めて貴重である。 我々はそれらのデータを後世に残し、世界で広く活用してもらうため、IAEA研究プログラムMODARIA II(MOdelling and DAta for Radiological Impact Assessments II、期間:2016-2019)での活動を通じてIAEAの公式技術書であるTechnical Documentを発行した(Tecdoc-1927)4。データをまとめるにあたり、Fig. 1に示したような海洋、森林、農業関連、河川を含む集水域等の区分に分類し、それぞれにおいて重要な環境移行パラメータの収集を国内の研究者と協力してデータの信頼性向上に努めた。得られたデータの整理の仕方については、海外の専門家らとディスカッションを重ねて、これまでのIAEAの技術書と整合性がとれるように工夫をした。対象核種は主に放射性セシウムである。本研究協力を通して得られた成果について、下記にいくつか紹介する。}, pages = {79--84}, publisher = {高エネ研}, title = {福島第一原発事故後に得られた動的環境移行パラメータ収集について 〜IAEA研究プログラムMODARIA IIにおける成果集約〜}, volume = {22}, year = {2022} }