@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085305, author = {盛国祐太 and 岩瀬彰宏 and 和田武 and 加藤秀実 and 前川, 雅樹 and 河裾, 厚男 and 石川法人 and 堀史説 and Masaki, Maekawa and Atsuo, Kawasuso}, month = {Mar}, note = {材料へのイオン照射によって引き起こされるユニークな現象をもとにイオン照射による材料改質の研究が行われている。我々の研究グループでは、優れた高温耐性や高強度で構造材料として利用されている金属間化合物に重イオン照射を施すと結晶状態から非平衡相のアモルファス状態に変態し、それに伴う表面の硬度制御による材料改質への応用の可能性を見出している。しかし、どのような合金系の種類、イオン種、照射条件で結晶がアモルファス化するかという照射効果との相関については不明な点が多い。そこで、バルクでのアモルファス化が容易なZr-Cu-Al合金へのイオン照射を行うことでアモルファス化や結晶構造の安定性についての知見を得ることができると考えた。そこでアモルファス状態で共晶合金とは特性が異なることが報告されている亜共晶組成の照射効果を調べるために、各種の照射条件でZr 45 Cu 45 Al 10に対して重イオン照射を行い、照射領域のアモルファス化過程の傾向を原子配置の乱れやナノサイズ自由体積変化から微細構造の変化挙動について評価し、共晶合金との違いについて検討した。上記試料に200MeVと16MeVのAuイオンを照射し、薄膜X線回折測定(GIXD)とX線吸収微細構造(EXAFS)測定、陽電子寿命測定、同時計数ドップラー拡がり測定、マイクロビッカース硬さ測定を行った。EXAFS スペクトルは照射量が増えるに従い第一配位のピークが減少し、微細構造のアモルファス化が進行することがわかった。ピーク強度低下は高エネルギーで顕著であり、照射イオンの核的阻止能による弾性弾き出し付与エネルギーが 200 MeV の方が高いことから、弾き出し損傷が主にアモルファス化に影響していると考えられる。また、共晶合金の場合の照射効果と比べ同照射量での変化の程度は亜共晶の方が小さく損傷が起こりにくいこともわかった。, 2022年春期(第170回)講演大会}, title = {亜共晶Zr合金への重イオン照射による微細構造と硬度変化}, year = {2022} }