@article{oai:repo.qst.go.jp:00085297, author = {小林, 泰彦 and Yasuhiko, Kobayashi}, issue = {1}, journal = {RADIOISOTOPES}, month = {Mar}, note = {(要旨)食品照射は多くの国のニッチなマーケットで成功し, 照射による植物検疫処理も急増している。日本の食品規制当局は, ニーズが見えないことと社会受容の未熟を理由に規制の見直しに消極的だが, 国による安全性評価とその結果の周知がない限り, 消費者の誤解を解くことは容易でない。今まず必要なのは, 社会受容のための消費者教育ではなく, 照射食品の安全性と有用性を正当に評価し, 消費者の誤解を恐れてニーズを言い出せない事業者に正確な情報を提供することである。 (目次) 1. はじめに 2. 海外での実用状況  2.1 アジア・太平洋地域  2.2 米国およびカナダ  2.3 ヨーロッパ連合(EU)  2.4 その他の地域 3. わが国での食品照射実用化の経緯  3.1 馬鈴薯の芽止め照射の許可と出荷開始  3.2 照射馬鈴薯ボイコット騒動とその報道  3.3 ベビーフード事件と厚生省  3.4 スパイスの照射殺菌許可の要請  3.5 牛生レバーの提供禁止とカナダの牛挽肉照射許可  3.6 照射による植物検疫処理基準の検討 4. 食品照射に関する最近の消費者意識のアンケート調査結果  4.1 食品照射技術の認知度  4.2 照射食品の購入意向  4.3 食品照射技術の導入賛否  4.4 照射食品の安全性に関する懸念  4.5 クロス集計の結果  4.3 消費者の誤解の原因、知識普及の障害 5. 食品照射に批判的だった生協との交流  5.1 パル群馬の組合員アンケート  5.2 パル群馬と円卓会議の合同学習会 6. 厚労省、生協、消費者団体、食品事業者などの声:公開路討論会「しゃべり場」から  6.1 厚労省や食品安全委員会の立場  6.2 生協や食品事業者の立場  6.3 消費者とのコミュニケーション 7. 照射食品反対派は消費者を代表しているか?  7.1 照射食品反対派への参加呼びかけ  7.2 照射食品反対派の主張  7.3 多くの消費者が反対しているという幻影 8. おわりに 文献}, pages = {63--83}, title = {連載講座 食品照射の現状と展望 2.食品照射の実用状況と消費者の受容}, volume = {71}, year = {2022} }