@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085136, author = {岡崎伸 and Wint Yee Thaw, Phoo and 佐藤, 勝也 and 大野, 豊 and 横山正 and 安田美智子 and Katsuya, Sato and Yutaka, Ono}, month = {Dec}, note = {自然界には、植物の生長を促進するPlant Growth Promoting Bacteria(PGPB)の存在することが知られている。東京農工大学の圃場で栽培されたイネから単離されたBacillus pumilus TUAT1株は、PGPBの一種であり、イネのバイオ肥料“きくいち”としてすでに開発・利用されている。これまでに、TUAT1株に植物病害を引き起こす様々な糸状菌の生育を抑制する効果を見出している。本菌は既にバイオ肥料として実用化されてはいるが、植物病原糸状菌の生育を抑制する強い効果を示すTUAT1株の開発が求められている。そこで本研究では、量研高崎研のイオンビーム照射によって突然変異を誘発させ、変異菌株の中からより優れた有用形質を持つ菌株のスクリーニングを行い、今後農業に利用できる有用形質を持つ変異株の作出を目指し研究を行った。TUAT1株に炭素イオンビーム(12C5+、220 MeV)およびヘリウムイオンビーム(4He2+、 50 MeV)照射処理を行った。その結果、TUAT1株のヘリウムイオンビームに対する生存率は、照射線量に依存して低下し、500 Gy以上でほぼ死滅することを明らかにした。そこで、突然変異誘発効果が高いと期待される生存率が1%付近となる線量の100 Gy及び150 Gyを照射した菌体群を選抜に利用することにした。現在はまだ糸状菌の生育抑制に影響を及ぼしている原因を調査している段階であり、今後、イオンビーム変異株を用いて、糸状菌生育抑制効果に働く要因を指標に、植物病原菌の抑制を目的としたバイオ肥料の開発に利用していきたいと考えている。, QST高崎サイエンスフェスタ2021}, title = {量子ビームを用いた植物拮抗細菌の変異株作出とその表現型}, year = {2021} }