@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085134, author = {勝又康介 and 泉洸輝 and 佐藤, 勝也 and 大野, 豊 and 宮崎健太郎 and 鳴海一成 and Katsuya, Sato and Yutaka, Ono}, month = {Dec}, note = {射線抵抗性細菌として良く知られているDeinococcus属細菌はDeinococcus-Thermus門に属するのに対して、Rubrobacter属細菌はActinobacteria門に属し、ドメインBacteriaの内でDeinococcus属細菌とは異なる進化系統に属する。現在までに55℃以上で生育可能な4菌種の好熱性Rubrobacter属細菌が報告されている。有馬温泉から分離されたRubrobacter属細菌AA3-22は、生育至適温度が58℃の中等度好熱菌であり、ゲノム配列解析からRubrobacter xylanophilusに最も近縁であることが報告されている。そこで、AA3-22のガンマ線耐性を明らかにすることを目的とし、AA3-22と近縁種のR. xylanophilus及びRubrobacter naiadicusの同一培養条件での生存曲線を比較した。供試菌株の培養をすべてCYC培地に統一して行ったところ、高線量域におけるAA3-22とJCM 11954の生存率は同程度であり、それぞれの菌株が最も生育する培地(AA3-22: Marine培地、JCM 11954: Thermus培地)で培養した場合よりもガンマ線に耐性を示した。同一菌株の生存率の違いは、培地成分の違いによる細胞構成成分や細胞内代謝状態の違いに起因するものと考えられた。また、JCM 11954は4~8 kGy照射区において、非照射区よりも高い生存率を示した。これは、通常の培養時において凝集菌塊を形成していたJCM 11954の細胞間解離がガンマ線照射で促進されたことに起因するものと考えられた。さらに、JCM 19155は供試菌株の中で最もガンマ線に感受性を示した。今回の実験で得られた菌株による表現型の違いは、培地成分に依存しないため、菌株が持つ遺伝子の働きの違いによるものと考えられた。, QST高崎サイエンスフェスタ2021}, title = {好熱性Rubrobacter属細菌のガンマ線耐性}, year = {2021} }