@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085133, author = {浅水俊平 and レイ, ユクン and 石塚匠 and 栁澤昌臣 and 佐藤, 勝也 and 大野, 豊 and 尾仲宏康 and Katsuya, Sato and Yutaka, Ono}, month = {Dec}, note = {放線菌は、菌糸状に生育し、栄養菌糸による菌糸ネットワーク形成から疎水的な気中菌糸が先端成長し、更に胞子を着生するユニークな生活環を有するグラム陽性菌である。また医薬・農薬原料となる生物活性天然物(二次代謝産物)の主要な供給源である。ミコール酸含有細菌Tsukamurella pulmonis TP-B0596(以下Tp)は、様々なStreptomyces属放線菌の二次代謝産物の生産を細胞間の物理的な接触を介して誘導する能力を有する。そこで、本研究では、Tpにより活性化される放線菌Streptomyces coelicolorの「潜在的」色素(二次代謝産物)であるundecylprodigiosin (RED)生産を指標に、順遺伝学的手法を用いて、二次代謝の活性化に関与する遺伝子の同定を試みた。S. coelicolor胞子に炭素イオンビームを照射し、突然変異胞子ライブラリーを作製した。突然変異胞子ライブラリーとTpとを混合し、生育したコロニーの赤/白(RED生産の有/無)の表現型を指標としてRED産生能が低下、もしくは欠損した変異株のスクリーニングを行った。RED応答性異常株のゲノムリシーケンス解析及び遺伝子相補試験の結果、グルタミン酸合成酵素(gltB)、elongation factor G(fusA)、sarA(推定膜タンパク質)、及びTetR型転写調節因子が機能欠失すると、Tpとの相互作用によるRED生産能が低下、または消失することが明らかになった。また、TetR型転写制御因子はABCトランスポーターのリプレッサーであり、ABCトランスポーターの高発現が色素生産の低下に関与することが明らかになった。本ABCトランスポーターは薬剤排出ポンプであることが示唆されるため、高発現によって未知小分子が細胞外に排出されることが考えられ、つまり未知小分子の排出がRED生産低下の原因であることが示唆された。, QST高崎サイエンスフェスタ2021}, title = {薬剤排出系ABCトランスポーター高発現による放線菌抗生物質生産への影響}, year = {2021} }