@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085095, author = {大原, 麻希 and 大原, 麻希 and 泉, 雄大 and 泉, 雄大 and 高倉, 栄男 and 榎本, 将聖 and 藤井, 健太郎 and 横谷, 明徳 and Maki, Ohara and Yudai, Izumi and Kentaro, Fujii and Akinari, Yokoya}, month = {Mar}, note = {ケージド化合物は生物活性を持つ分子に光分解性の保護基を結合させることで不活性化した化合物であり、保護基の特定の共有結合を光化学的に切断することにより再活性化できる。ケージド化合物は光照射により空間的・時間的に生物活性を操作できることから生体内の狙った場所での薬剤放出等への応用が期待されている。ケージド化合物の活性化には可視から近赤外領域の光が使用されているが、透過性が低いため生体深部への適用は困難である。そこで、生体透過性の高いX線と特異的に反応する保護基を用いたケージド化合物の開発を目指している。X線照射により活性化できるケージド抗がん剤に用いる保護基の候補として、高エネルギーX線に対する吸収断面積が大きく、選択的な結合切断を誘導することが期待される超原子価ヨウ素化合物に着目した。本研究では、超原子価ヨウ素化合物である2-ヨードソ安息香酸(IBA)とジアセトキシヨードベンゼン(PIDA)のX線に対する反応性を評価するため、ヨウ素L3殻吸収端近傍のエネルギー領域でXANESスペクトルを測定した。 XANESスペクトルは、KEK-PFのBL-27Bで試料粉末をScotchメンディングテープに塗布して透過法により測定した。 IBAと2-ヨード安息香酸は特徴的な4つの、またPIDAは5つの吸収ピークを示した。2-ヨード安息香酸と比較すると超原子価ヨウ素化合物の共鳴吸収の強度は大きく、そのピークは高エネルギー側にシフトした。当日は、吸収ピークに対応する単色X線照射によって生じる脱離種に関しても議論する予定である。, 021年度量子ビームサイエンスフェスタ 第13回MLFシンポジウム, 第39回PFシンポジウム}, title = {超原子価ヨウ素化合物の ヨウ素L3殻XANES測定}, year = {2022} }