@misc{oai:repo.qst.go.jp:00085073, author = {榎本昇悟 and 田中宏彦 and 河村学思 and 松永, 剛 and 小林政弘 and 星野一生 and 鈴木康浩 and 梶田, 信 and 大野哲靖 and Go, Matsunaga}, month = {Nov}, note = {将来の核融合炉において、周辺局在化モード(ELM: Edge Localized Mode)によって間欠的な熱負荷が発生し、ダイバータ板に損傷を与えることが懸念されている。このためELM振幅の緩和・抑制が求められており、有効な手法の1つとして共鳴摂動磁場(RMP: Resonant Magnetic Perturbation)の印加がある。RMP印加は非定常現象のみならず、近年、定常的な周辺プラズマ・熱負荷分布を変形させることが報告され、数値シミュレーションを含めた研究が進められている。RMPは本質的に3次元の構造を有するため、3次元輸送コードEMC3-EIRENEが適用される。NSTXやAUG等、複数の装置におけるRMP印加実験-シミュレーション比較や、ITERにおける予測計算が行われているが、定常熱負荷分布に与える影響は十分には明らかとなっていない。  2020年に建設を完了した大型トカマク装置JT-60SAでは、今後RMP実験を含む様々な物理実験が行われる予定である。実験開始前にシミュレーション環境を整えることが、物理理解を進展させる上で極めて有効である。そこで最近、JT-60SAへのEMC3-EIRENEの適用が初めて行われたが、RMPの印加条件はコイル電流値の低い1ケース(10 kA)に限られていた。 本研究では、将来の実験比較を目的としたステップバイステップの取り組みとして、より大きなRMP強度におけるEMC3-EIRENEシミュレーションを実施した。今回の結果では、種々の入力パラメータはRMP強度を除き先行研究と同様であり、プラズマ応答磁場は考慮していない。Ic = 0のケースを除いて、RMPのトロイダルモード数と同じく、n = 3のストライク点分裂が確認された。さらにRMPコイルの電流を増加させていくにつれて、この分裂がより明瞭となることが確認された。RMP強度の増大に対してトロイダル平均熱負荷ピークには減少傾向が見られたが、変調成分の振幅が増加するため、熱負荷ピークには大きな違いは見られなかった。講演ではRMP強度と周辺プラズマパラメータのより詳細な関係について報告する。, 第38回 プラズマ・核融合学会 年会}, title = {JT-60SAにおける複数のRMP条件での周辺プラズマモデリング}, year = {2021} }