@article{oai:repo.qst.go.jp:00085064, author = {Ayumi, Shiro and Okada, Tatsuya and Shobu, Takahisa and Ayumi, Shiro}, issue = {6}, journal = {Mechanical Engineering Journal}, month = {Dec}, note = {本研究では、SPring-8の放射光単色X線を利用し、アルミニウム単結晶の変形と焼きなまし過程におけるその場測定を実施した。 測定試料はブリッジマン法によって育成した、長手方向に平行な<111>方位を持つアルミニウム単結晶である。この試料をインライン高温引張負荷装置を利用し、室温で公称8%ひずみまで引張変形を与え、変形後、同装置を用いて753.15 Kで焼きなましを行った。変形、および、焼きなまし中の試料からの複数の回折スポットを、二次元検出器によってその場観察を行った。変形前後の過程において、アルミニウム単結晶粒内は、3つの亜結晶領域に分かれていることが明らかになった。さらに、回折スポットを1次元化して求めた回折プロファイルの時間変化を観察したところ、引張ひずみが増加するにつれ、亜結晶ごとに分かれていたピークプロファイルの強度が減少し、幅が広がっていく、いわゆる転位微細構造へ変化していく過程が明らかになった。変形後の焼きなましでは、温度が753.15 Kに達してから180秒後に再結晶した結晶粒からの回折スポットが初めて出現した。変形母材と再結晶粒からの回折スポットが共存する状態は、照射体積内で22秒程度しか続かなかった。また、変形母材と再結晶粒の境界の移動速度は、毎秒数マイクロメートルのオーダーであると推定された。}, title = {In situ synchrotron radiation observation of deformation and annealing processes of aluminum single crystal}, volume = {8}, year = {2021} }