@article{oai:repo.qst.go.jp:00085003, author = {薬丸, 晴子 and 田中, 泉 and 田中, 美香 and 横地, 和子 and 阿山, 香子 and 及川, 将一 and 上原, 章寛 and 石原, 弘 and 武田, 志乃 and Haruko, Yakumaru and Izumi, Tanaka and Mika, Tanaka and Kazuko, Yokochi and Kyoko, Ayama and Masakazu, Oikawa and Akihiro, Uehara and Hiroshi, Ishihara and Shino, Takeda}, journal = {X線分析の進歩}, month = {Mar}, note = {腸管は経口で摂取し消化された食物を吸収する器官で、脂質や蛋白分解物、金属元素など様々な物質を体内に取り込む入口となる。福島第一原子力発電所事故では放射性核種が環境中に放出され、放射性核種を含む食物の摂取による内部被ばくに関心が寄せられた。我々は内部被ばく核種の腸管動態を理解するための基礎研究として、マイクロPIXE(荷電粒子励起X線)分析による腸管組織の元素分布解析手法を検討した。試料としてポリプロピレン薄膜(6 μm厚)に付着させたマウスの腸管の凍結切片(10 μm厚)を用いた。ヘマトキシリン-エオシン染色を施した測定試料の隣接切片で腸管組織構造把握をして、空腸(上・中・下部)、回腸および大腸の5領域の腸管横断面について腸管基底部から管腔側にかけてマイクロPIXE分析を行い、リン、イオウ、塩素、カリウムについての明瞭な元素分布を得た。さらに詳細な分析を行ったところ、中・下部空腸では、絨毛および粘膜層基底部においてカリウム局在が見出された。本手法は腸管組織微細構造と対応した元素分布解析に有効であると考えられた。}, pages = {195--202}, title = {マイクロPIXEによる腸管の元素分布解析}, volume = {53}, year = {2022} }