@misc{oai:repo.qst.go.jp:00084517, author = {泉, 雄大 and 大原, 麻希 and 馬場, 祐治 and 横谷, 明徳 and Yudai, Izumi and Maki, Ohara and Akinari, Yokoya}, month = {Jan}, note = {RNA塩基であるウラシルの5位の炭素をハロゲン化した5-ハロウラシル(図1左: XU; X = F, Cl, Br, I)の窒素、酸素のK殻励起に伴う不対電子生成量は、高い放射線増感作用を示すBrUやIUで少なく、増感能の低いClUで多くなることが知られている。我々のグループは、これらの性質がハロゲン近傍の電子状態に起因すると考え、その検証を行っている。本研究では、ClUの塩素K殻吸収端XANESスペクトル測定を行ったので報告する。 試料には、ClUの粉末、水溶液を用いた。XANESスペクトルはPF BL-27Aにおいて蛍光収量法により測定した。ClUがDNAに取り込まれた場合を想定し、ClUにデオキシリボースが結合したCldU(図1右)についても同様の測定を行った。また、DV-Xα計算によりピークの帰属を行った。 粉末、水溶液どちらの場合でも、CldUの第一ピーク(Cl 1s→σ*)の吸収強度がClUのそれよりも大きくなり、塩素を含まないデオキシリボースの付加が塩素K殻の電子励起に影響を与えることが示された。当日は、XANESスペクトルおよび理論計算結果の詳細について議論する予定である。, 第35回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム}, title = {5-クロロウラシルの塩素K殻XANESスペクトル測定}, year = {2022} }