@misc{oai:repo.qst.go.jp:00084463, author = {白井, 敏之 and Toshiyuki, Shirai}, month = {Nov}, note = {現在の炭素線治療施設は臨床研究型の大型施設だが、炭素線治療の平均分割照射回数の少なさ(~12回)を考慮すると、1治療室でも比較的多くの患者の治療が可能なため、次世代治療装置では、シングルガントリーの小型治療装置が主流となると考えられる。また、現在の粒子線治療は陽子線と炭素線の2種類だが、世界的にはヘリウムイオンや酸素イオンの臨床研究が始まりつつあり、次世代治療装置は、ヘリウムから酸素(ネオン)までのイオン種が供給可能である必要がある。量子科学技術研究開発機構(QST)では、これらの要件を満たす次世代治療装置を「量子メス」と名付け、2017年より研究開発を進めてきた。 このプロジェクトでは、産学連携により液体ヘリウムを使用しない3.5T超伝導磁石を開発し、陽子線治療装置のサイズに近い小型装置の設計を進めるとともに、ヘリウムからネオンまでのイオンを、1分以内で切り替えられるシステムの開発を進めてきた。後者については、治療計画の高度化により、患者毎にイオン種を変えるだけでなく、1照射の中でイオンを切り替える研究もおこなっている。これらの技術は、基礎研究の段階から、QST病院に実証機を建設し、臨床試験を実施する段階に入りつつある。さらにQSTでは、次世代技術として高強度の超短パルスレーザーを使用したテーブルトップイオン加速器の研究も実施している。本講演ではこれらの研究の現在と今後について報告する。, 日本放射線腫瘍学会第34回学術大会 シンポジウム14}, title = {次世代重粒子線治療装置 - 量子メス}, year = {2021} }