@misc{oai:repo.qst.go.jp:00084384, author = {徳田, 隆彦 and Takahiko, Tokuda}, month = {Sep}, note = {アルツハイマー病(AD)をはじめとする認知症疾患では、preclinical期およびMCI期などの発症前期・早期に多様な原因疾患を客観的に診断および層別化判定(予後予測など)するためには、脳病態を反映するバイオマーカー(BM)が不可欠である。さらに、多彩な脳病理を有する各種の認知症性疾患を包括的に診断するためには、個々の疾患に特異的な病態関連蛋白を網羅的に調べる多項目BM、すなわち、「単独の個別的BM」ではなく、「相補的な有用性をもつ画像・血液BMを一体化した包括的な診断・層別化システム」が必要である。とくに、低コストで高スループットの血液BMと脳に蓄積する異常蛋白を画像化できるポジトロン断層撮影(PET)検査とを組合せたBMシステムの確立が強く求められている。 演者の徳田が所属する量子科学技術研究開発機構(QST)は、多様な認知症性疾患に対する複数のPET製剤による画像BM(タウ, α-シヌクレイン, TDP-43の蓄積を画像化:樋口真人博士が主導)と様々な血液BM(血液中Aβ40, Aβ42, p-tau neurofilament light chain, α-シヌクレインおよびそのオリゴマー, TDP-43, GFAP: 徳田が主導)を、既に開発/保有している。QSTは多項目の画像・血液BMの有用性を検証して、日本発の「包括的な認知症診断・層別化システム」を実現できる数少ない研究施設である。また、2020年8月には、QSTが中心となって、認知症の血液・画像BMの開発・検証を大規模コホートで実施するために、国内11施設が参加するアライアンス(Multicenter Alliance for Brain Biomarkers; MABB)を立ち上げた。以上を基盤として、QSTでは、「MABBを基盤にした、QSTオリジナルの、多項目のPET画像・血液BMを一体化させた日本発の各種認知症診断・層別化BMシステムの確立と、その実臨床および臨床試験への応用」を目指している。, 日本精神神経学会学術総会(第117回)}, title = {各種認知症性疾患を網羅する包括的な診断・層別化バイオマーカーシステムの開発}, year = {2021} }