@article{oai:repo.qst.go.jp:00084349, author = {河野, 良介 and 加瀬優紀 and 脇田明尚 and 菅, 満喜人 and 本間大晴 and 橋本雨音 and 橋本光康 and Ryosuke, Kohno and Makito, Suga}, journal = {放射線治療における陽子線に対する放射線生物学的効果 AAPM TG−256 Report 日本語訳}, month = {Mar}, note = {日本における陽子線治療は、35 年以上もの歴史を持ち、現在、18 箇所の施設で陽子線治 療が行われているように、普及もかなり進んでいます。その間、陽子線照射技術も、ボーラ スや患者コリメータを用いた散乱体方式から、細いペンシルビームをスキャンして照射野 を形成するスキャニング方式へと大きく進化し、高精度陽子線治療の根幹を支えているこ とは周知の事実かと思います。ただ、基準放射線に対する陽子線の放射線生物学的効果 (RBE)は、これまでずっと定数 1.1 として臨床線量を見積もって来ています。しかしなが ら、昨今の研究により、実際の RBE の値は異なる場合があることがわかり、それは陽子線 治療効果のさらなる高まりを妨げる可能性があることが示唆され始めています。 ここで、American Association of Physicists in Medicine(AAPM)から発刊された TG −256 Report では、そのような陽子線に対する RBE の変動に関して、RBE の基本概念を含め、 生物学的解釈を通してわかりやすく説明されています。すなわち、これは、陽子線治療の高 精度化に向けて、日本における陽子線治療関係者はもとより、医学物理士や放射線腫瘍医ら にとっても有益な情報であると我々は考え、今回、日本医学物理士会からAAPM TG-256 の 日本語訳の発刊を行うに至りました。なお、和訳に当たっては、直訳を基本にしましたが、 極力意味が通るように心掛け、読者にとって慣れない専門用語についても注釈を別途付け るなどの工夫も行いました。 この AAPM TG-256 日本語訳が、陽子線治療のさらなる発展に貢献し、陽子線治療をはじめ とした粒子線治療関係者や放射線生物学的効果研究に関心のある方々の参考となれば幸い です。}, title = {放射線治療における陽子線に対する放射線生物学的効果 AAPM TG−256 Report 日本語訳}, year = {2021} }