@misc{oai:repo.qst.go.jp:00084214, author = {相場, 俊樹 and 辻, 厚至 and 辻, 比呂志 and 篠藤, 誠 and 今井, 高志 and Toshiki, Aiba and Atsushi, Tsuji and Hiroshi, Tsuji and Makoto, Shinoto and Takashi, Imai}, month = {Dec}, note = {量子科学技術研究開発機構(量研)のQST病院では世界に先駆けて重粒子線治療を行い良好な成績を示してきた。いまだ数少ない重粒子線治療施設の臨床検体を基礎生物学的観点から解析した研究は少ない。そこでQST病院では本病院を受診した患者の診療情報に加え10mlの血液を採取し、臨床資試料の包括的研究利用体制としてメディカルデータバンク(MDB)を構築してきた。MDB では2021年5月31日現在、重粒子線治療が保険収載された前立腺がん、骨軟部腫瘍、頭頚部腫瘍を中心に膵がん、大腸がん、肺がんなど10以上のがん種、計2741人の診療情報および血液を収集保管しており、その資試料を活用した研究が遂行されつつある。具体的には、膵がん及び前立腺がんの罹患者血液のマーカー探索や重粒子線治療適応難治性骨軟部肉腫の早期発見及び局所制御に資するバイオマーカー探索などが遂行中であり、前者では、がん患者で健常者とメチル化レベルが異なるCpGが見い出されている。また現行MDBの枠組みでは、血液試料は治療前採血のみで治療後採血は実施していないが、量子医学の研究において治療後の血液は、治療効果を科学的に判断するための材料として有益である。そこで報告者らはパイロット研究として、MDBが収集している膵がん患者治療前試料と追加採取した治療後血液試料を解析することで、有効な治療評価に資するバイオマーカーの探索を実施中である。今後この研究を発展拡張させ、重粒子線治療前後の血液試料ペアも新たな研究資源とするMDB体制を整え、量研の量子医科学研究の促進を目指す。, 第1回日本量子医科学会学術大会}, title = {量研メディカルデータバンクとその臨床検体を活用した研究例と今後}, year = {2021} }