@article{oai:repo.qst.go.jp:00084053, author = {Kosuke, Fujiwara and Takaya, Mitsui and Yumito, Aoyagi and Yoshitaka, Yoda and Naoshi, Ikeda and Kosuke, Fujiwara and Takaya, Mitsui}, issue = {8}, journal = {Journal of the Physical Society of Japan}, month = {Jul}, note = {スピントロニクスデバイス用の人工金属多層試料では、界面でのスピン挙動や電子の状態が重要であり、デバイスの性能向上のため、界面近傍の磁化状態を測定することが非常に重要である。 57Feメスバウアー分光法は、Feを含む薄膜の埋もれた界面の強力な分析技術であり、この分光法は、原子核と電子の間の超微細相互作用を通じて、磁気状態を含む電子状態の情報を与える。最近、放射光メスバウアー源を用いた、単層の57Fe原子を埋め込んだ多層膜の全反射条件下でのメスバウアー分光分析が行われている。しかし、内部に57Feが埋め込まれた試料では、2~3ナノメートル以上はγ線が透過しないため、測定には適用できない。また、電気散乱と核共鳴散乱が干渉するため、深く埋め込まれた57Feの単分子層の効率的な測定方法は確立されていない。 本研究では、表面から約6 nmの深さに埋め込まれた57Feの情報を抽出するために、放射光メスバウアー光源を用いたメスバウアー分光法をいくつかの角度で行い、高角度領域で異常なスペクトルが観測された。 この異常なスペクトルを理解するために、核共鳴による異常な散乱因子を考慮したシミュレーションを行った。その結果、位相因子がこのような異常なスペクトルを引き起こすことが明らかになった。さらに、本論文で干渉効果を利用した効率的な測定法と位相測定法を提案する。}, title = {Quantum Interference of Totally Reflected Mössbauer γ-Rays From a 57Fe Monolayer Embedded in a Thin Film}, volume = {90}, year = {2021} }