@article{oai:repo.qst.go.jp:00084019, author = {西村, 隼杜 and 北條, 智彦 and 味戸, 沙耶 and 柴山, 由樹 and 小山, 元道 and 齋藤, 寛之 and 城, 鮎美 and 安田, 良 and 菖蒲, 敬久 and 秋山, 英二 and Hiroyuki, Saito and Ayumi, Shiro and Ryo, Yasuda}, issue = {9}, journal = {鉄と鋼}, month = {Sep}, note = {自動車構造用プレス成形部品を模擬した、張出し加工を施した引張強度1GPa級の焼戻しマルテンサイト鋼板の水素脆化挙動におよぼす残留応力の影響を調べた。水素の陰極チャージ法によって誘起された張出し加工試験片のき裂は、試験片の圧痕のすそ部で始まり、top部とplain部の両方に向かって半径方向に伝播した。破面全体に準へき開と粒界破壊の混在が観察された。 大型放射光施設SPring-8の放射光を利用したエネルギー分散型X線回折法により、張出し加工後の残留応力を測定した。また、有限要素法(FEM)を用いて、試験片内の応力分布と塑性ひずみ分布を解析した。解析の結果、円周方向の高い引張応力が圧痕のすそ部にあり、き裂の成長方向に対応していることを示した。 FEM分析では、水素の蓄積を示唆するすそ部に、高い3軸応力が存在することを明らかにした。これらの結果より、円周方向の高い残留応力と応力誘起拡散による水素の蓄積により、すそ部での優先的なき裂発生が促進されたと考えられる。}, pages = {760--768}, title = {張出し成形した焼戻しマルテンサイト鋼板の水素脆化に及ぼす残留応力の影響}, volume = {107}, year = {2021} }