@misc{oai:repo.qst.go.jp:00084005, author = {栗原, 和男 and 平野, 優 and 廣本, 武史 and 河野, 史明 and 田村, 格良 and 玉田, 太郎 and Kazuo, Kurihara and Yuu, Hirano and Takeshi, Hiromoto and Fumiaki, Kono and Taro, Tamada}, month = {Dec}, note = {タンパク質などの生体高分子を測定対象とするBIX-3, BIX-4(原子力機構・JRR-3炉室設置。JRR-3は2021年7月供用再開)は、直接観察された水素原子や水和水の構造情報から、タンパク質の機能発現に必須なプロトン化状態の決定や低障壁水素結合の生体高分子における初めての観察などの成果を上げてきた。その有用性にも関わらず、中性子を用いた構造機能研究は構造生物学分野においてまだ限定的であるが、回折装置を高度化することで試料対象や回折データ測定可能領域を広げることができれば、より普遍的な手法としての今後の発展が大きく期待できる。 ①BIX-3,4ではモノクロメータ(遮蔽体内に格納)として弾性湾曲したSi(111)結晶を用いている(BIX-3,4: dmin=1.5, 1.4Å)。まずBIX-3において、これを遠隔操作で短波長用Si(311)結晶に切替可能なユニットに換装し(Fig. 1)、装置仕様分解能をサブÅレベルまで随時拡大可能なシステムを実現した。②近年、JRR-3ビームホールの冷中性子ビームラインが高強度化されている。そこで、BIX-3,4の一方をビームホールに移設し、冷中性子回折装置として格子長が最大160Åの試料単結晶も測定可能な装置とする検討を行っている。これにより、測定可能対象を現在まで報告されているX線結晶構造数の約3/4にまで拡張することを目指す(Fig. 2)。現在、得られる中性子強度利得および反射分離能についてMcStasシミュレーション等から性能評価を進めている。本発表では以上の高度化の実施・評価結果を報告する。, 第21回日本中性子科学会年会}, title = {タンパク質単結晶用中性子回折装置BIX-3, BIX-4の高度化}, year = {2021} }