@misc{oai:repo.qst.go.jp:00083947, author = {坂本, 大地 and 田村, 伊織 and 伊, 博 and 齋藤, 雄太朗 and 山田, 直生 and 高草木, 洋一 and 久保田, 晋平 and 田井中, 一貴 and 山東, 信介 and Yoichi, Takakusagi}, month = {Oct}, note = {生物個体の表現系として現れる生命現象は、細胞、組織、臓器、個体という多階層に張り巡らされた複雑な分子ネットワークの産物である。その分子の動きを、細胞・組織のレベルを越え、臓器・個体全身の中で包括的に捉えることができれば、様々な未知未踏の発見が得られると考えられる。 近年めざましい発展を遂げた生体組織の透明化技術は、生物個体全身・全臓器における蛍光標識された分子を、1細胞解像度で包括的に定量解析するための有用なツールである1。組織透明化の分野では、標的分子のラベリングに蛍光タンパクが広く用いられるが、生体内反応の経時変化観察や内在性分子の蛍光標識には制限がある。また、蛍光色素を結合させた抗体も活用されているが、抗体は分子サイズが大きいため、再現性良く全組織に浸透させることが困難である。組織透明化の実用に際したこれらの問題点は、内在性分子の活性や局在の直接的かつ経時的な検出が可能で、分子サイズの小ささゆえ再現性良く全身の標的を蛍光標識することが期待される低分子量の「蛍光分子プローブ」を活用することで解決できる。そこで本研究では、組織透明化に応用可能な蛍光分子プローブの開発、および開発した蛍光分子プローブを用いた透明化組織の高解像度三次元イメージングの実証を目的とした。 本研究ではまず、組織透明化に応用可能な蛍光色素の検討を行った。そして、イメージング対象として生体内低酸素環境に着目し、標的を検出し結合を形成する反応部位を蛍光色素に組み込んだ蛍光分子プローブの合成を行った。さらに、培養細胞、およびモデル動物を用いて蛍光分子プローブの機能評価を行った後、蛍光ラベリングされた組織を実際に透明化し、三次元イメージングに挑戦した。本発表では、これらの成果を報告する。, 第 11 回 CSJ 化学フェスタ 2021}, title = {組織透明化に応用可能な蛍光分子プローブの開発と生体内低酸素環境の三次元観察}, year = {2021} }