@misc{oai:repo.qst.go.jp:00082951, author = {平野, 貴美 and 千葉, 敦也 and 山田, 圭介 and 高山, 輝充 and 金井, 信二 and 青木, 勇希 and 橋爪, 将司 and 高橋, 悠人 and 長谷川, 雅人 and 倉島, 俊 and Yoshimi, Hirano and Atsuya, Chiba and Keisuke, Yamada and Takayama, Terumitsu and Shinji, Kanai and Yuuki, Aoki and Masashi, Hashizume and Satoshi, Kurashima}, month = {Jun}, note = {量子科学技術研究開発機構(QST)高崎量子応用研究所のイオン照射施設(TIARA)には3 MVタンデム加速器(9SDH-2、NEC)、3 MVシングルエンド加速器(NC3000B、日新ハイボルテージ)、400 kVイオン注入装置(NH40SR、日新電機)の3台の静電加速器が稼働している。令和2年度の年間計画に対して、3台ともトラブル等なく100 %の稼働率を達成した。  タンデム加速器では、新しく増設したフラーレン専用イオン源を実験に供した。イオン源で生成されたフラーレン負イオンは新たに設計した静電デフレクターで偏向され、既存のタンデム加速器入射ラインに輸送される。従来の磁場による偏向と比較し静電場は時間変動が小さいため、ビーム軌道の揺らぎが改善された。また、より高エネルギーのフラーレン負イオンでも輸送可能となり、末端のファラデーカップまでの透過率も向上された。さらにタンデム加速器では、高速フラーレンイオンのマイクロビーム化を目指すため静電四重極レンズを備えたマイクロビームラインを設計・設置し、フラーレンイオンのマイクロビーム形成実験を行った。静電四重極レンズによって収束された高速フラーレンイオンビームのビームサイズは、電顕用メッシュからの2次イオン像で評価された。  イオン注入装置では新ビームとしてフタロシアニンを生成した。フタロシアニンは窒素を多く含んだ構造であり、ダイヤモンド中の窒素原子と空孔のペアで構成された量子ビット(NVセンター)の多量子ビット化を目指した研究に用いられる。 講演では上記の詳細に加え、TIARA静電加速器の運転状況、各加速器での整備状況等を報告する。, 第33回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会}, title = {TIARA静電加速器の現状}, year = {2021} }