@misc{oai:repo.qst.go.jp:00082846, author = {中西, 郁夫 and 荘司, 好美 and 大久保, 敬 and 小澤, 俊彦 and 福住, 俊一 and 松本, 謙一郎 and Ikuo, Nakanishi and Yoshimi, Shoji and Kei, Ohkubo and Toshihiko, Ozawa and Kenichiro, Matsumoto}, month = {May}, note = {2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルは活性酸素ラジカルのモデルとして抗酸化物質の活性評価に頻用されてきた(Blois MS. Nature 1958; 181: 1199)。しかし、DPPHラジカルは水に不溶なため水溶液中で用いるにはアルコールなどの共溶媒が必要となり、pHの制御が困難であった。我々は以前に、β-シクロデキストリンを用いてDPPHラジカルの水溶化に成功した(Chem Commun 2015; 51: 8311)。本研究では、リン酸緩衝液中、水溶性抗酸化物質とDPPHラジカルとの反応に対するpHの影響を速度論的に検討した。 リン酸緩衝液(0.05 M, pH 7.0)中、25℃で、DPPHラジカルにアスコルビン酸を加えると、DPPHラジカルによる527 nmの吸収が減少した。527 nmの吸光度の経時変化をユニソクRSP-1000-02NM型ストップトフロー分光測定装置で追跡し、アスコルビン酸によるDPPHラジカル消去の二次反応速度定数(kH)を決定した(J Clin Biochem Nutr 2021; 68: 116)。kH値はpHの上昇に伴って増大した。アスコルビン酸の代わりに水溶性ビタミンE誘導体Troloxや(+)-カテキン、カフェイン酸を用いた場合にも、kH値に対して同様のpH依存性が観測された。以上の結果から、kH値に対するpHの影響はDPPHラジカルの反応性によるものと考えられる。水溶化DPPHラジカルの酸化還元電位に対するpHの影響についてもALS-630A電気化学アナライザーを用いたサイクリックボルタンメトリーにより検討したので併せて報告する。, 第74回日本酸化ストレス学会・第21回日本NO学会 合同学術集会}, title = {水溶液中における2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルの反応性に対するpHの影響}, year = {2021} }