@misc{oai:repo.qst.go.jp:00082412, author = {今園, 孝志 and Takashi, Imazono}, month = {Mar}, note = {現在建設中の次世代放射光施設には最大28本のビームラインを設置できる。供用開始時点で10ビームラインが先行整備される。そのラインナップはビームライン提案に関するパブリックコメントを参考に次世代放射光施設ビームライン検討委員会により選定された。その内7本は、パートナー(光科学イノベーションセンター、他4機関)がコアリションコンセプトに基づき運営するビームラインで、残り3本は国(量研)が建設し、共用ビームラインとして運用される。共用ビームラインを用いた最先端研究で要求されるビームライン性能およびエンドステーション等は次世代放射光施設利用研究検討委員会にて審議された。現在量研ではその答申内容を可能な限り具現化すべく技術的な検討を行っている。 軟X線超高分解能共鳴非弾性散乱ビームライン(02U)は、分解幅10 meV以下の超高分解能RIXS測定に供することを目的に、エンドステーションと一体的にビームライン光学系を検討し、全エネルギー分解能E/ΔE>100,000を実現可能な光学系となっている。軟X線ナノ光電子分光ビームライン(06U)は、世界に先駆けて高フラックスのナノ集光スピン分解・角度分解光電子分光実験に供することを目的に、現在開発途上にある高NAな軟X線ウォルター鏡と高効率な多チャンネルスピン検出器が実用化に至った際にはこれらをシームレスに導入できる光学系となっている。軟X線ナノ吸収分光ビームライン(13U)は、磁性・スピントロニクス材科学研究に供することを目的に、軟X線からテンダーX線までの様々な偏光光源をその発光点の位置変化を伴わずに生成・制御できる分割型アンジュレータを採用し、フラックスを重視した光学系となっている。, ISSPワークショップ2021}, title = {次世代放射光施設共用ビームラインの光学系設計の検討状況}, year = {2021} }