@misc{oai:repo.qst.go.jp:00082388, author = {渡部貴志 and 栁澤昌臣 and 佐藤, 勝也 and 大野, 豊 and 田島創 and Katsuya, Sato and Yutaka, Ono}, month = {Mar}, note = {日本酒に含まれるカルバミン酸エチルの含有量を規制する国が今後増えてくることが懸念されており、全国的にその前駆物質である尿素を生産しない清酒酵母の開発が進められている。群馬KAZE酵母は、リンゴ様吟醸香のカプロン酸エチルを生産する株であり、1号~4号まで実用化されている。これまでに、KAZE2号から尿素非生産性株を開発する際、カナバニンを含むCAO培地での生育抑制がかかりにくいことが明らかとなった。この現象は、カナバニン硫酸塩を用いた時に顕著であった。そこで本研究では、他の群馬KAZE酵母や、カプロン酸エチル高生産性株の尿素非生産性化を促進するため、群馬KAZE酵母のカナバニン感受性が抑えられている要因を調査することを目的とした。まず、YD培地で培養を行い、KAZE1号~4号および親株のきょうかい901号(K901)のアルギニン取り込み速度を調べた。増殖速度が株によって大きく異なっていたが、アルギニン取り込み速度に大きな違いはなかったことから、アルギニントランスポーターのCAN1やアルギナーゼ遺伝子CAR1には変異していないと推測された。また、カプロン酸エチル高生産性株は、取得の過程で付与するセルレニン耐性により多剤耐性になりやすく、その対策に炭素源をグリセロールにすることが有効であることから、現在CAO培地の炭素源をグリセロールにして検討を進めている。, 日本農芸化学会2021年度大会}, title = {群馬KAZE酵母のカナバニン感受性が抑えられている要因についての調査}, year = {2021} }