@misc{oai:repo.qst.go.jp:00082196, author = {阿部美波 and 坂口綾 and 瀬古, 典明 and 保科, 宏行 and 山崎信哉 and 末木啓介 and Noriaki, Seko and Hiroyuki, Hoshina}, month = {Mar}, note = {海水中の極微量233U-236Uが海洋循環デュアルトレーサーとして広く利用されることを目指す。そのため、実験室のみならず船上での特殊な条件下における簡便なU濃集と、実験室で高収率なU回収が行えるよう,アミドキシム型吸着材を用いた海水中U同位体の吸着・脱離条件の最適化を試みた。さらに、加速器質量分析計による海水中U同位体の精度の良い定量のために,電着装置の開発と電着実験を行った。 吸着実験の結果から,ガラスビーカーを用いた場合は海水pH 4,海水1 kgあたり吸着官能基添加量0.40 mmol,吸着時間9時間が,船上での実験を想定してポリエチレン製閉鎖容器により同様な割合の官能基添加量を用いた場合は海水pH 8,吸着時間24時間が,U吸着の最適条件であった。この時のU吸着率はともに95 %以上を示した。脱離実験の結果から,2 mol/dm3塩酸で80 %以上のU回収率を示した。したがって,アミドキシム型吸着材を利用することで簡便なU濃縮が可能になり,試料運搬コストを小さくできると結論付けた。電着実験の結果から,電着溶液のU濃度が減少しなかったため,電着装置や電着の方法をさらに改善する必要があると結論付けた。, 福島大学環境放射能研究所第7回成果報告会}, title = {海水中の極微量233U-236Uの海水循環デュアルトレーサー利用 に向けたU濃縮法の検討}, year = {2021} }